【Teams】マイクが使えない・表示されない・音声が出ない場合の修復方法
2021.09.22 /
本記事ではMicrosoftのTeamsにおける、「マイクが使えない」、「マイクが表示されない」、「音声が出ない」といった音声に関する問題の修復方法について解説していきます。
テレワークが進んでいる現代では通話や会議、オンライン授業などでTeamsを利用する機械が非常に増加しています。
このような場面でマイクが使えなくなると、自分の音声を相手に送ることができなくなります。大事な会議中に自分の音声が出なければ大変困る事態になります。
本記事を通して、Teamsの会議や通話などでマイクに問題が発生した際に行うべき対処方法について確認していきます。
ここではMicrosoft 365による最新のTeamsを使用しています。
Microsoft 365とはMicrosoft社が提供しているOfficeアプリケーション(Outlook、Word、Excel、PowerPointなど)やサービスを利用できるサブスクリプション(月額課金制)のクラウドサービスです
Microsoft365とは:どのようなサービスかわかりやすく解説
マイクが使えないことで発生する問題
私は社内SE(システムエンジニア)として働いており、パソコンやアプリケーションに関する問い合わせや問題に日々対応しています。
社内ではコミュニケーションツールとしてTeamsを使用しており、次のような問い合わせがくることがあります。
会議や通話で音声が出ない(マイクが使えない)
現在のビジネスではオンラインで会議を行ったり、アプリを通して電話を行うことが非常に多くなりました。
パソコンに備えられているマイクやUSB等で接続しているマイクに問題があると相手に自分の音声が聞こえない問題が発生してします。
このような音声にかかわる問題が発生した場合に実際に私が行っている対処方法を次項より解説していきます。
マイク問題の解決に向けて実施すること
Teamsでマイクに問題が発生したら以下の対処方法を試してみてください。
- デバイス(周辺機器)設定の確認
- パソコンを再起動する
- テスト通話を実施
- マイクがミュートになっている
- 更新プログラムの確認
- アプリのマイクへのアクセス許可の確認
- マイクのトラブルシューティングを実施
- 端子の接続を確認(外部機器の場合)
これらの方法でもマイクが修復されなければ、ハードの故障である可能性が高いため、修理に出すことも考えましょう。
各対処方法について見ていきましょう。
デバイス(周辺機器)設定の確認
マイクのトラブルが発生したら、まずはTeamsのデバイス設定を確認しましょう。
以下の流れでデバイス設定を確認できます。
- 右上のプロフィール画像の横にある三点リーダー(設定など)をクリックし、表示されたメニューから「設定」を選択する
- 左ペインから「デバイス」を選択する
- 右ペインにデバイス情報が表示される
ここで確認できるデバイス情報は次の3つです。
- オーディオデバイス:現在接続されている音声機器(画像ではパソコン内蔵機器)
- スピーカー:相手の音声を出力する機器情報
- マイク:自分の音声を送信する機器情報
この項目でマイクが「なし」になっていれば、マイクデバイスに問題が発生している可能性が高いと考えられます。
外部機器を接続してスピーカー・マイクとして利用している場合も、このマイク設定で通常は選ぶことができます。もしマイクでデバイスを選択できず「なし」になっていれば次項以降の対処方法を試してください。
パソコンを再起動する
パソコンで発生する問題はパソコンを再起動することで修復されることが多いです。
今回の問題に関しても再起動することでマイクの問題が治ることも考えられます。
テスト通話を実施する
Teamsに備わっているテスト通話機能を利用することで、マイクが正常に動作しているか確認できます。大事なミーティングの前には必ず確認しておきましょう。
テスト通話を始めると音声案内が始まりますので、聴こえればスピーカーは問題ないです。
その次にマイクテストが始まります。声を出して、その後に録音された音声が聞こえます。音声が聞こえなければ、マイクに問題があります。
テスト通話について詳しくは以下記事をご参照ください。
【Teams】テスト通話:マイク・カメラの正常動作や認識を確認する方法
マイクがミュートになっている
Teamsの会議や通話で自分の音声が相手に聞こえない場合、Teamsのマイクがミュートになっている可能性があります。
会議や通話中の画面で右上にマイクのアイコンがあります。次図のようにマイクアイコンに斜線がついていれば現在マイクがミュートになっていることを意味します。
もしマイクがミュートになっていれば、マイクアイコンをクリックすることでミュートを解除することができます。
更新プログラムの確認
マイクに直接影響がある可能性は低いですが、次の2つを更新してみてください。
- Windows Update
- Teamsアプリ
Teamsの更新(アップデート)は以下の流れで行います。
- 右上のプロフィール画像の横にある三点リーダー(設定など)をクリックする
- 表示されたメニューから「更新プログラムの確認」をクリックする
これら2つを更新して、マイクの問題が改善するか確認してみてください。
アプリのマイクへのアクセス許可の確認(Windows10)
そもそもTeamsがマイクへのアクセスが許可されていない可能性があります。
Windows10のプライバシー設定でアクセス設定がオンになっているか確認しましょう。アクセス設定の確認方法は次の通りです。
- 「スタート」をクリックし、「設定」を選択する
- Windowsの設定から「プライバシー」を選択
- 左窓から「マイク」を選択
- 右窓でTeamsがマイクへのアクセスがオンになっていることを確認
「(デスクトップ)アプリがマイクにアクセスできるようにする」がオフになっている場合は、オンに変更しましょう。
マイクのトラブルシューティングを実施する
Windows10に備わっているマイクのトラブルシューティングを実施することで、マイクが修復されることがあります。
Teamsのデバイス設定で内蔵マイクが認識されていませんでしたが、マイクのトラブルシューティングを行うことで修復され、認識されるようになりました
マイクのトラブルシューティングは次のように行います。
- 「スタートボタン」を右クリックし、「システム」を選択する
- 左窓から「サウンド」を選択する
- 右窓から入力欄にある「トラブルシューティング」を選択
上記の流れで「マイクのトラブルシューティング」が実施できます。これによりパソコンの内蔵マイクが修復される可能性があります。
端子の接続を確認する(外部機器の場合)
ヘッドセットなど内蔵マイク以外を利用している場合は、端子の接続を再度確認してください。
USBなどの端子の抜き差し、半抜けになっていないかを確認すると共に奥まで差し込みましょう。
ヘッドセットによっては「ミュート」ボタンがオンになっている、バッテリー切れになっている、といったこともあります。
まとめ
本記事「【Teams】マイクが使えない・表示されない場合の修復方法」はいかがでしたか。
Teamsの会議や電話等でマイクが使えなかった際は、ここで解説した方法を1つ1つ確認してみてください。
Teamsには様々な仕事に便利な機能が備わっています。以下Teamsのまとめ記事では仕事に役立つ機能をご紹介しています。ぜひご覧いただき、ご自身の仕事に役立つ機能を見つけてください。
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