【Teams】同じメールアドレスで2つ(複数)のアカウントが作成された現象
2021.09.18 /
本記事ではMicrosoft製品のTeamsにおいて、同じメールアドレスで2つ(複数)のアカウントが作成された現象について解説していきます。
私は長いこと社内SE(システムエンジニア)として働いておりますが、今回初めての現象に遭遇しました。
同じメールアドレスで異なる2つのアカウントが作成されている
会社ではOFFICE365を利用しており、OutlookやTeamsはOFFICE365のサービスで利用しています。
あまりこのような問題に遭遇するユーザーは少ないと思いますが、なぜこのようなことが発生してしまったのか詳しく解説していきます。
発生した現象について
より詳しく発生した現象の経緯について説明します。
あるスタッフはパソコンとスマートフォンでTeamsを使っていました。
基本的にはパソコンでTeamsを使っていたのですが、あるときスマートフォンにTeamsアプリをダウンロードしました。
次にお客様からきたチームの招待をそのスマフォで受け、スマフォでそのお客様と連絡を取りました。
そしてあるとき気が付いたのです。パソコンのTeamsにはそのお客様とのチームがないということを。
それに加え、スマフォのTeamsにはパソコンで行っていたチャットの履歴がない。
この時点でパソコンとスマートフォンで別々のアカウントになっていることに気づいたのでした。
アカウントがいつの間にか2つになりましたが、アカウントのメールアドレスは同じメールアドレスです。
そもそも一つのメールアドレスで複数のTeamsアカウントを作れるのでしょうか?
Microsoft Teamsのアカウントについて
Teamsで1つのメールアドレスで2つのアカウントを作成できるのか?についてですが、
結論としては1つのメールアドレスで2つのTeamsアカウントは作成できます。
Teamsアカウントには以下2つの種類が存在します。
- 個人
- 組織
OFFICE365で契約しているアカウントはもちろん組織アカウントです。
そして今回スタッフが間違えて作成してしまったのが個人アカウントだったのです。個人アカウントは無料で作成することができ、メールアドレスも組織アカウントのメールアドレスでも使用することができるのです。
そのため1つのメールアドレスで、個人と組織の二つのTeamsアカウントを作成することができるのです。
なぜ間違って個人アカウントを作成してしまったのか
今回のポイントはなぜTeamsの個人アカウントを作成してしまったのか、という点です。
今回の事例でいうと、スマートフォンでTeamsにログインする際に個人アカウントを間違って作成してしまっていました。
スマートフォンのTeamsアプリを立ち上げると次の画面が表示されます。
この画面上で「サインイン」を押すべきところを、「無料でサインアップ」を押して個人アカウントを作成してしまったと考えられます。
特定のメールアドレスで複数アカウントが作成されているかの確認方法
特定のメールアドレスで個人と組織のアカウントが存在するかどうかの確認方法はいたって簡単です。
Teamsにログインしてみればわかります。
Teamsのログイン画面でメールアドレスを入力し、次の画面が表示された場合、少なくても2つのアカウントが存在します。
まとめ
本記事「【Teams】同じメールアドレスで2つ(複数)のアカウントが作成された現象」はいかがでしたか。
間違えて個人アカウントを作成してしまい、業務に支障がでてしまうこともあります。
ぜひ会社の人たちにもこの情報を共有していただき、問題が発生しないようにしてください。