【Teams】チャネルとは:作り方やチームとの違いについて
2023.03.26 /
本記事ではMicrosoftのTeamsにおける、チームのチャネルについて、またチームとチャネルの違いなどについても詳しく解説していきます。
Teamsで主に利用されている機能の一つに「チーム」があります。このチームには一つ以上のチャネルがあり、Teamsを初めて使う人には理解しづらい機能です。Teamsを長い期間使っている人もチャネルについて正しく理解している人は少ないです。
Teamsのチャネルを理解することで、業務にも必ず役立ちます。本記事を通して、Teamsのチャネルについて理解を深めてください。
Teams:チャネル
Teamsのチャネルとは
Teamsで主に利用されている機能の一つに「チーム」があります。チームはプロジェクトや部署のメンバーでやり取りを行ったり、ファイルや情報を共有するためのグループです。
Teamsアプリでチームを利用するには画面左側にある「チーム」ボタンをクリックします。
チームについてや作成方法、チームの種類など詳しくは以下記事をご参照ください。
【Teams】チームの作り方:プライベートとパブリックの違い
そしてチームには一つ以上のチャネルが存在します。
チャネルとはチームのメンバーと会話や情報共有、ファイル共有、会議などを行う場所のことです。
チームを作成すると「一般」チャネルが自動的に作成されます。「一般」チャネルは全員が参加している標準チャネルです。
チャネルの種類
チャネルには以下3つの種類があり、チャネル作成時に種類を選択します。作成後でも種類の変更は可能です。
チャネルの種類 | 説明 |
---|---|
標準 | チームに参加しているユーザー全員がアクセス可能 |
プライベート | チャネル所有者と許可されたチームのメンバーのみがアクセス可能 |
共有 | チャネル所有者と許可されたチームメンバーおよび外部ユーザーのみアクセス可能 |
Teams:チームとチャネルとの違い
Teamsを利用している組織には複数のチームが存在し、そのチーム毎に一つ以上のチャネルが存在します。次図のように階層構造になっていると考えると理解しやすいです。
すでに述べているように、チームは部署やプロジェクトの全メンバーを参加させたグループです。チャネルは部署やプロジェクトを担当業務などでより細かく分けるために利用します。
例えば人事部では「新卒採用」「中途採用」「ヘッドハンティング」といった担当業務でチャネルを分けれますし、IT部門では現在進行しているアプリケーション作成毎(プロジェクト毎)にチャネルを作成することも考えられます。
Teams:チャットとチャネル(チーム)の違い
チャットとチャネル(チーム)では様々な機能面で違いがあります。
テキストで相手と連絡を取る場合、チャットでは「メッセージ」のやり取りを行います。チャネルでは「投稿と返信」によりやり取りを行います。
またチャットに備わっている「ビデオ通話、音声通話、画面共有」機能がチャネルでは利用できません。チャネルでは音声や映像によるやり取りはすべて「会議」を通して行います。
チャットとチャネルの違いを以下にまとめます。
機能名 | チャット | チャネル |
---|---|---|
メッセージ | 〇 | × |
投稿と返信 | × | 〇 |
ファイルの共有 | 〇 | 〇 |
ビデオ、音声通話 | 〇 | × |
画面共有 | 〇 | × |
会議 | × | 〇 |
Teams:チャネルでできること
投稿と返信
チャネル内のメンバー同士でテキストによるやり取りを行うには「投稿」と「返信」を使用します。
まず最初の発言者はスレッドのようなものをチャネルで「投稿」します。投稿するには「新しい投稿」ボタンをクリックします。
投稿されたスレッドに対して、チャネルのメンバーは「返信」をして会話を行っていきます。投稿や返信ではテキストだけでなく、画像やファイルなどを含めることができます。
ファイルの共有
投稿や返信ではファイルをアップロードして共有することができます。共有されたファイルは「ファイル」タブをクリックすることで一覧表示されます。
このファイルタブからでも「アップロード」ボタンを押して、パソコン内のファイルをチャネルにアップロードできます。
メンバー内での会議
チャネルに参加しているメンバー内でオンライン会議を行うことができます。
チャネル画面右上にある「会議」ボタンから「今すぐ会議」または「会議をスケジュール」から会議を行えます。
すぐにチャネル内のメンバーと会議を行う場合は「今すぐ会議」、会議をスケジュールする場合は「会議をスケジュール」を選びます。
アプリの利用
チャネルのタブには様々なアプリを追加することができます。タブにある「+」をクリックしてアプリを追加できます。
アクセス権によるアクセス制限
チャネルはその種類によってアクセスできるユーザーを制限できます。
すでに種類について説明していますが、全員のメンバーがアクセスさせたい場合は「標準」、アクセスできるユーザーを限定したい場合は「プライベート」でチャネルを作成します。
Teams:チャネルの作り方
まだチームが作成できていない場合はチームを作成してください。チームの作成方法は以下記事を参考にしてください。
【Teams】チームの作り方:プライベートとパブリックの違い
チームにはデフォルトで「一般」チャネルが作成されています。その他にチャネルを作成するには以下の流れに沿って操作を行ってください。
- チーム名の右側にある「…」をクリック<「チャネルを追加」を選択
- 表示したチャネル作成画面より、「チャネル名」「説明」「プライバシー」を入力して「追加」ボタンをクリック
上記チャネル作成時に選択するプライバシーとは、チャネルの種類のことであり、既述している「標準」「プライベート」「共有」から一つ選択します。
Teams:削除したチャネルの復元
過去に削除したチャネルや、誤って削除してしまったチャネルは復元することが可能です。
チャネルの復元はチームの所有者しかできませんので、所有者に依頼してください。チーム所有者がわからない場合でも、以下記事で解説している方法でチーム所有者にメッセージを送れます。
【Teams】チーム所有者へのメンション機能:メンバーの追加依頼が簡単に
チームの所有者は以下の方法で削除されたチャネルを復元できます。
- チーム名の右側にある「…」をクリック<「チームを管理」を選択
- 「チャネル」タブをクリック
- 「削除済み」の項目を展開し、復元したいチャネルで「復元」ボタンをクリック
- 表示されたダイアログボックスから「復元」ボタンをクリック
Teams:チャネルへのメンバー追加(プライベートチャネル)
プライベートチャネルへメンバーを追加する方法は以下の通りです。
- プライベートチャネル名の右側にある「…」をクリック<「メンバーを追加」を選択
- 表示された画面にユーザー名を入力し、「追加」ボタンをクリック
Teams:チャネルでのメンションの活用
Teamsのチャネルではメンション機能が利用できます。メンション機能を使うことで特定の相手に向けてメッセージを送ることができます。
メンションされたユーザーにはポップアップによる通知が表示するため、メッセージの見逃しを防ぎます。また参加者が多いチャネルでは全員に対してのメッセージではなく、特定のユーザー宛のメッセージであることを伝えることもできます。
メンション機能は「@」(アットマーク)に続けてユーザー名を入力することで利用できます。
チャネル内で特定の人に対するメッセージを送る場合は、積極的にメンションを利用するようにしましょう。
メンションでユーザー候補が表示されない場合は以下記事を参考にして、問題の改善を試みてください。
【Teams】@メンションで候補が表示されない・使用できない問題の解決方法
まとめ
本記事「【Teams】チャネルとは:作り方やチームとの違いについて」はいかがでしたか。
チャネルを使いこなせるようにして、業務に役立ててください。
Teamsには他にも仕事に役立つ機能が豊富に備わっています。ぜひ以下記事から仕事に役立つ機能を見つけて、利用してみてください。
【Teams】機能一覧:仕事で活躍する便利な機能をまとめて紹介