【Teams】共有チャネルとプライベートチャネルの違いについて

2025.06.09 / 2025.06.09

本記事ではMicrosoftのTeamsにおける、共有チャネルとプライベートチャネルの違いについて詳しく解説していきます。

Teamsのチームではチーム内に1つ以上のチャネルを作成して利用します。チャネルをトピックやプロジェクトごとに作成することで、効率的に情報を整理・共有できます。

このチャネルには「標準チャネル」「プライベートチャネル」「共有チャネル」が存在し、これらを目的や用途によって使い分けることが業務の効率化において重要です。

しかし共有チャネルとプライベートチャネルの違いを理解せずに使っているユーザーもいます。

本記事を通して、Teamsの共有チャネルとプライベートチャネルの違いについて理解を深めてください。

ここではMicrosoft 365による最新のTeamsを使用しています。

Microsoft用語の確認

Microsoft 365とはMicrosoft社が提供しているOfficeアプリケーション（Outlook、Word、Excel、SharePoint、PowerPointなど）やサービスを利用できるサブスクリプション（月額課金制）のクラウドサービスです

Teams：チャネルとは

Teamsのメイン機能の一つに「チーム」があります。チームとはプロジェクトや部署ごとでメッセージによるやり取りやファイル共有、情報の交換をするためのグループスペースです。

そしてこのチームには１つ以上のチャネルが存在します。チャネルとはチーム内のメンバーと特定のトピックやプロジェクトごとに会話や情報共有などをするスペースです。

POINT

チャネルはチーム内のメンバーをプロジェクトや担当業務などでより細かく分けるために利用されます

チームとチャネルの関係としては、次図のように階層構造になっていると考えると理解しやすいです。

チャネルには以下３つの種類があり、用途によって使い分けます。

チャネルの種類	説明
標準チャネル	チームに参加しているユーザー全員がアクセス可能
プライベートチャネル	チャネル所有者と許可されたチームのメンバーのみがアクセス可能
共有チャネル	チャネル所有者と許可された社内ユーザーおよび外部ユーザーがアクセス可能

チャネルについて詳しく知りたい方は以下記事をご参照ください。

チャネルには「標準チャネル」「プライベートチャネル」「共有チャネル」がありますが、この中でプライベートチャネルと共有チャネルの違いがわからないという方が多いです。

この２つのチャネルは特定のメンバーだけとコラボレーションしたいときに使われるという点は同じです。しかしチャネルに参加できるメンバーに大きな違いがあります。

まずプライベートチャネルについてですが、プライベートチャネルはチーム内のメンバーの中から限られたメンバーだけがアクセスできるチャネルです。

POINT

プライベートチャネルは限られたチーム内のメンバーで情報を共有・やり取りしたい場合に利用する

たとえばチーム内のマネージャーだけで評価の共有や進捗管理を行いたい場合で活用したりします。

次に共有チャネルですが、共有チャネルはチーム外のメンバーとコラボレーションできるチャネルです。

標準チャネルやプライベートチャネルではチームに所属しているメンバーだけ参加できますが、共有チャネルでは異なるチームや組織外のメンバーも参加することができます。

共有チャネルは複数のチャネル（部門）が絡んだプロジェクトや外部企業とのコラボレーションといった限られたメンバーで効率的に情報共有・共同作業を行う場面で活躍します。

POINT

共有チャネルを使うことでチームメンバーに限定せず、組織内の他のチームや組織外のユーザーと情報共有が可能となる

つまりチャネルに追加できるメンバーとして、プライベートチャネルはチーム内のメンバーのみ、共有チャネルはチーム内のメンバーだけでなく組織内の他のチームや社外ユーザーも追加できるという点が大きな違いです。

またプライベートチャネルはチームの所有者以外のメンバーでも作成できますが、共有チャネルはチームの所有者しか作成できません。

以下に共有チャネルとプライベートチャネルの違いをまとめます。