【エクセル】「マクロの実行がブロックされました」:マクロが実行できない問題の解決

2022.06.14 /

【エクセル】「マクロの実行がブロックされました」:マクロが実行できない問題の解決

記事ではMicrosoftのエクセル(Excel)で、マクロ実行できない問題の解決方法について詳しく解説していきます。

近年サイバー攻撃が急速に増えてきたことを踏まえて、Microsoftはマクロを利用した攻撃に対する対策を強化しました。

インターネットから取得したマクロ付きのエクセルファイルを開くと、マクロはブロックされ(実行されずに)以下の赤色のメッセージバーが表示されるようになりました。

メッセージバー

セキュリティリスク このファイルのソースが信用できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました。

Excel:マクロがブロックされる

この最新のアップデートにより、メッセージバーからはマクロを実行することができなくなりました。

本記事を通してマクロ実行に関する変更内容や、マクロを実行するための方法について理解を深めていきましょう。

マクロが実行できなくなった現象

「マクロの実行がブロックされました」の表示

今まではインターネットから取得したマクロ付きのエクセルファイルを開くと以下のようなメッセージバーが表示されていました。

Excel:保護ビュー Excel:マクロの有効化

上図のように「保護ビュー」機能で自動的に読み取り専用でエクセルが開かれます。これによりマクロが実行されることを防いでいました。しかし保護ビューは「編集を有効にする」「コンテンツの有効化」を押すことで、手動で解除できます。

つまりこれまでは誰でも簡単に保護ビューを解除してマクロを実行できたということです。

現在の仕組みではメッセージバーにあるボタンを押すことで、ブロックされたマクロを実行することはできません。

メッセージバー

セキュリティリスク このファイルのソースが信用できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました。

Excel:マクロがブロックされる

最新のセキュリティを強化した仕組みでは、インターネットから入手したエクセルのマクロを簡単に実行できなくなったということです。

本現象の原因

インターネットから取得したエクセルのマクロが実行できなくなった原因は、簡単に言うとMicrosoftによりセキュリティが強化されたからです。

「悪意のあるマクロ付きのエクセル」による攻撃が増えており、特にエモテット(Emotet)による被害が増大しています。マクロ付きエクセルの攻撃を防ぐことが今回の変更の主な理由です。

「悪意のあるマクロ付きエクセル」はメールの添付ファイルで送信されたり、インターネット経由でダウンロードしてしまうことが多いです。

万が一、間違えて「悪意のあるマクロ付きエクセル」を開いてしまった場合でも、マクロが実行されることを防ぎ、特殊な操作をしない限りマクロが実行されなくなりました。

マクロの実行がブロックされるエクセルファイルとは

赤いメッセージバーでマクロの実行をブロックされるファイルはどういったエクセルなのか?マクロが付いているエクセルであることは確実ですが、すべてのマクロ付きエクセルが対象というわけではありません。

赤いメッセージバーでマクロをブロックされるエクセルはインターネット経由で入手したエクセルです。

より細かい分類でいうと、以下のようなエクセルファイルになります。

  • メールに添付されたマクロ付きエクセル
  • Webサイトからダウンロードしたマクロ付きエクセル
  • OneDriveやSharePointからダウンロードしたマクロ付きエクセル

この強化された仕組みでマクロをブロックされるのはWindows版のMicrosoft Office(Excel、Word、PowerPoint、Access、Visio)です。

マクロを実行する方法

Mark Of The Web(MOTW)の解除

赤いメッセージバーでマクロがブロックされるのは、エクセルに「Mark Of The Web」(MOTW)という属性が付いているためです。これはWindowsが信頼されていない場所(インターネットなど)から入手したファイルに付けるものです。

マクロを実行するためにはこの「MOTW」を解除する必要があります。

赤いメッセージバーでマクロの実行がブロックされたエクセルで、MOTWを解除する方法(マクロを実行する方法)は以下の通りです。

注意

エクセルが安全なものである確証がある場合にのみ、以下の方法を行うようにしてください

  1. 対象のマクロ付きエクセルを右クリック
  2. メニューから「プロパティ」を選択
  3. 「全般」タブの下にあるセキュリティから「許可する」をチェックし、「OK」を選択
  4. Excel:マクロの使用を許可する

上記を実行後、再度エクセルを起動するとマクロを実行することができるようになります。

信頼できる場所にファイルを移動する

エクセルのオプションで「信頼できる場所」に設定した場所にエクセルを移動することで、そのエクセルのマクロを実行できます。

信頼できる場所の追加方法は以下の通りです。

  1. エクセルアプリを開く
  2. 「オプション」を選択
  3. Excel:「オプション」を選択
  4. 左側から「トラストセンター」を選択し、右側から「トラストセンターの設定」を選択
  5. Excel:「トラストセンターの設定」を選択
  6. 「トラストセンター」の左側から「信頼できる場所」を選択
  7. 「新しい場所の追加」を選択し、特定のフォルダを追加

信頼できる場所に追加したフォルダに移動したエクセルは、開くことで自動的にマクロが実行されますので十分に注意して利用してください。

SharePointに保存されているエクセルの場合

SharePointに格納されているエクセルをダウンロードしてマクロを実行しようとすると、本記事で紹介しているようにブロックされてしまいます。

SharePointに格納されたままでいいのであれば、SharePointにあるエクセルをアプリで開くことでブロックされずにマクロを実行できます。エクセルをアプリで開く方法は以下記事をご参照ください。

まとめ

本記事「【エクセル】「マクロの実行がブロックされました」:マクロが実行できない問題の解決」はいかがでしたか。

信頼できるサイトからダウンロードしたエクセルでも、通常の方法ではマクロを実行することはできません。

信頼できると確信が持てるマクロ付きエクセルのみ、マクロを実行するようにしてください。