【SharePoint】エクセル(Excel)のマクロを実行する方法
2022.02.21 /

本記事ではMicrosoft365(旧Office365)で利用できるSharePointにおける、SharePointに保存したエクセルのマクロを実行する方法を解説します。
SharePointは多くの企業でファイル共有サービスとして利用されています。
マクロ付きエクセルをSharePointに保存する方も当然たくさんいらっしゃいます。しかし通常の方法ではこのマクロを実行することができません。
本記事を通してSharePoint内のマクロ付きエクセルのマクロを実行する方法を覚えてください。
SharePoint
SharePointとは
SharePointはMicrosoft365(旧Office365)で提供されるサービスの一つです。SharePointを利用することで組織内のファイル共有をクラウド上で行うことができます。
クラウド上にファイルを保存できるため、いつでもどこでもインターネットさえつながっていれば利用することができます。
近年普及しているリモートワークでは、業務をオンラインで完結する必要があるため、SharePointは非常に使い勝手の良いツールです。
社内で利用されるNASシステムと同じように、アカウント毎にアクセル権限を設定することで、フォルダへのアクセスをコントロールすることもできます。
SharePoint内のエクセルでマクロが実行できない問題
私の会社ではMicrosoft365(旧Office365)を契約しており、SharePointもファイル共有として利用しています。
業務では様々なエクセルマクロを利用しており、SharePointにマクロ付きエクセルを保存して利用している部署もあります。
そのためスタッフから次のような問い合わせがくることがあります。
SharePoint内に格納したマクロ付きエクセルで、マクロを実行することができない
SharePoint内で開いたエクセルのマクロを実行すると以下のようなエラーが発生しました。

この問題はSharePointを利用している多くの人が遭遇する問題かと思います。次項よりこの問題の解決方法を解説していきます。
SharePointに格納したエクセルからマクロを実行する方法
SharePointに格納したエクセルでマクロを実行するには、エクセルの開き方を変更する必要があります。
通常SharePointからエクセルをクリックして開くと、ブラウザ内でエクセルは開かれます。
実はブラウザでエクセルを開いた場合、マクロを実行することができないのです。
エクセルを開くもう一つの方法として、デスクトップアプリで開く方法があります。この方法でエクセルを開くことでマクロを実行することができます。
以下の方法でエクセルをデスクトップアプリ(パソコンにインストールしているエクセルアプリ)で開くことができます。
- SharePointから対象のエクセルを右クリック
- 「open」>「open in app」を選択

このようにして開いたエクセルからはマクロを実行できますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
本記事「【SharePoint】エクセル(Excel)のマクロを実行する方法」はいかがでしたか。
SharePointではマクロを実行できないと諦めていた方も、アプリケーションから開く方法を使ってみてください。