【エクセル】シートのタブが表示されない・消えたときの対処方法

2022.07.06 /

【エクセル】シートのタブが表示されない・消えたときの対処方法

記事ではMicrosoftのエクセル(Excel)で、シートを切り替えるためのタブ表示されない消えたときの対処方法について解説していきます。

ご存じの通りエクセルファイルには複数のシートを保存することができ、タブによって表示を切り替えることができます。タブは画面の左下に表示されます。

しかし突然シートの切り替えタブが表示されない・消えてしまうことがあります。

Excel:シートのタブが消える

このような現象が発生した場合の解決方法を詳しく解説していきます。

エクセルのタブが消えた現象について

私は社内SE(システムエンジニア)をしており、日々たくさんの問い合わせを受けております。エクセルに関する問い合わせも多く、今回次のような問題が発生したと問い合わせがありました。

発生した問題

突然エクセルのシートを切り替えるタブが消えた

Excel:シートのタブが消える

朝パソコンを起動して、エクセルを触ろうとしたらシートのタブが消えていたということです。通常は次図のようにエクセルの下部にシートを切り替えるためのタブが表示されます。

Excel:タブの表示
Excel用語の確認

シートのタブとは1つのブックに複数のシートがある場合に、シートを切り替えるための機能です。シートの追加やコピー、削除がタブ上から行うことができます。

また次のような問い合わせがくることもあります。

エクセルのシートタブについての問い合わせ

エクセルの一部のシートタブが消えた。他のタブは表示されている

エクセル:一部のタブが消えた

これらの現象を解決するために実際に私が行う対処方法を次項より解説していきます。

タブが消えた問題の解決方法

エクセルのシートタブが消えた問題で考えられる原因は以下の2つです。

考えられる原因
  • エクセル設定でタブが非表示になっている
  • プログラムの不具合
  • シートが非表示になっている(一部のタブが消えている現象の場合)

上記の原因を解決するための方法は以下の4つです。

  • パソコンの再起動
  • エクセルのオプションで表示する(非表示を表示にする)
  • シートの非表示を解除する
  • エクセルを更新(アップデート)する
  • Officeプログラムの修復を実行する

また一部のタブが消える現象についてはシートを非表示にしていることが考えられます。

それぞれの解決方法について次項より詳しく解説していきます。

パソコンの再起動

エクセルのシートタブが消える問題が発生したら、まずはパソコンを再起動してみてください。

様々なアプリケーションの問題などはパソコンを再起動することで修復されることが多いです。

私の場合

私は毎日様々な問い合わせの対応をしていますが、問題解決の対処として最初にパソコンを再起動してもらうことが多いです。それほどパソコンを再起動することで修復される問題が多いのです。

エクセルのオプションで表示する(非表示を表示にする)

エクセルのタブがすべて消えている場合、エクセルオプションで非表示になっていることが考えられます。タブが単にオプション設定で非表示になっているだけであれば、以下の方法で表示することができます。

  1. エクセルを開く
  2. 左上の「ファイル」を選択
  3. Excel:左上の「ファイル」を選択
  4. 「オプション」を選択
  5. Excel:「オプション」を選択
  6. 「詳細設定」を選択し、「シート見出しを表示する」にチェックをする
  7. Excel:「シート見出しを表示する」にチェック

上記の方法で非表示になっていたタブが表示されるようになります。

シートの非表示を解除する

シートのタブが一部だけ消えている場合は、消えたシートが非表示になっていることが考えられます。

以下の流れで非表示になったシートを表示することができます。

  1. エクセルのタブを右クリックし、表示されたメニューから「再表示」を選択する
  2. エクセル:「再表示」を選択
  3. 再表示画面から再表示したいシートを選択して「OK」をクリックする
  4. エクセル:シートを再表示する

上記の流れで非表示になっていたシートを再表示することができます。

エクセルを更新(アップデート)する

エクセルのプログラム自体に問題がある場合、まずはエクセルを更新(アップデート)してみましょう。

会社のスタッフで本現象が発生したときは、エクセルの更新を実行することで問題が解決しました。

エクセルの更新方法は以下の通りです。

  1. エクセルを開く
  2. 左上の「ファイル」を選択
  3. Excel:左上の「ファイル」を選択
  4. 「アカウント」を選択
  5. Excel:「アカウント」を選択
  6. 「更新オプション」から「今すぐ更新」を選択
  7. Excel:「更新オプション」から「今すぐ更新」を選択

上記でエクセルの更新プログラムが実行されます。更新が終わりましたらエクセルを起動して、問題が解消されたか確認してください。

セーフモードで起動する

エクセルにはセーフモードという機能があり、セーフモードでエクセルを起動することでマクロやアドインを読み込まないでエクセルを起動します。

エクセル用語の確認

アドインとはアプリケーションに機能を追加するプログラムを意味します。エクセルでは様々なアドインが用意されており、追加することでエクセルの機能を拡張・カスタマイズできます。

以下の流れでエクセルをセーフモードで起動してシートタブが表示するか確認してみてください。

  1. 画面左下のスタートボタン(Windowsアイコン)をクリックし、アプリ一覧にある「Excel」を「Ctrl」キーを押しながらクリックする(Ctrlキーは押し続ける)
  2. 「Excel」を「Ctrl」キーを押しながらクリックする(Ctrlキーは押し続ける)
  3. 次図のダイアログが表示されるので「はい」をクリック
  4. 次図のダイアログが表示されるので「はい」をクリック
  5. セーフモードでエクセルが起動される

Officeプログラムの修復を実行する

更新プログラムの実行でも問題が修正されなければ、「Officeプログラムの修復」を実行してみましょう。

Officeプログラムの修復にはクイック修復とオンライン修復の2種類があります。以下に示す手順でクイック修復またはオンライン修復を実施できます。

  1. コントロールパネルを起動
  2. 「プログラムのアンインストール」を選択
  3. コントロールパネル:「プログラムのアンインストール」を選択
  4. 「Microsoft 365 Apps」を選択>右クリック>変更をクリックする
  5. Microsoft365 app の変更
  6. クイック修復またはオンライン修復を選択し「修復」ボタンを選択
  7. Outlook:クイック修復またはオンライン修復

クイック修復はインターネットに接続してなくても可能であり、比較的すぐに修復が完了します。オンライン修復はインターネット接続が必須であり、修復には時間がかかります。

順番としてはクリック修復を試してみて、治らなければオンライン修復を実行してください。

まとめ

本記事「【エクセル】シートのタブが表示されない・消えたときの対処方法」はいかがでしたか。

あまり頻繁には発生しない現象ですが、もし発生した場合は本記事を参考に問題を解決してみてください。