【Windows10】起動時に自動的にアプリを立ち上げる:スタートアップへの追加

2022.02.22 /

【Windows10】起動時に自動的にアプリを立ち上げる:スタートアップへの追加

本記事ではWindows10起動時に自動的にアプリを立ち上げる設定について解説していきます。

Windowsには起動時に指定したアプリやファイルを起動する仕組み、「スタートアップ」があります。

スタートアップを利用することで、業務開始時に必ず利用するアプリやファイルを自動的に起動してくれるので、朝の業務効率が上がります。

本記事を通してスタートアップへのアプリやファイルの登録方法を覚えてください。

Windows10のスタートアップ

スタートアップとは

スタートアップとはWindowsに備わっている機能の一つで、事前に登録したアプリやファイルを起動時に自動的に立ち上げます。

業務開始時に利用するアプリやファイルをスタートアップに登録しておくことで、朝の業務開始までの時間を大幅に短縮できることでしょう。

スタートアップ自体は最新の機能というわけではなく、Widowsが発売された当初から、最新のWindows11まで基本的に備わっている機能です。

スタートアップの注意点

不必要なアプリなどをスタートアップに登録していると、パソコンのパフォーマンスに影響を及ぼします。必要のないアプリなどは必ず削除するようにしましょう

スタートアップの追加・削除

スタートアップへアプリやファイルを追加・削除(オン・オフ)する方法は以下3つあります。

  • スタートアップフォルダにショートカットを追加・削除
  • Windowsの設定からアプリをオン・オフ
  • タスクマネージャーからオン・オフ

それぞれの方法について見ていきましょう。

スタートアップフォルダにショートカットを追加・削除

スタートアップにアプリやファイルを登録したい場合は「スタートアップフォルダ」を利用します。

このスタートアップフォルダに追加したアプリやファイルのショートカットが、Windows起動時に立ち上がります。

またスタートアップフォルダは以下の2種類があり、スタートアップに追加するアプリやファイルによって登録する場所を分けることができます。

  • 該当ユーザーのみで起動されるスタートアップフォルダ
  • すべてのユーザーで共通のスタートアップフォルダ

これら2つのスタートアップフォルダについて解説していきます。

該当ユーザーのみで起動されるスタートアップフォルダ

ユーザー(アカウント)単体で適応されるスタートアップフォルダのパスは以下の通りです。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

ユーザー毎のスタートアップフォルダ

ユーザー名にはログインしているユーザー名が入ります。

上記のパスでスタートアップフォルダを開くことができますが、ショートカットコマンド「shell:startup」を使うことで簡単に開くことができます。

以下に「shell:startup」の使用方法を記します。

  1. 「Windowsキー」と「R」を同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「shell:startup」と入力してOK
  3. shell:startupを実行

上記方法で開いたスタートアップフォルダにアプリやファイルのショートカットを保存すれば、そのユーザーでログインした際に自動的に起動します。

すべてのユーザーで共通のスタートアップフォルダ

すべてのユーザーで適応されるスタートアップフォルダのパスは以下の通りです。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp

すべてのユーザーで適応されるスタートアップフォルダ

このスタートアップフォルダに追加したショートカットが全ユーザーで起動時に立ち上がります。

上記のパスでスタートアップフォルダを開くことができますが、ショートカットコマンド「shell:common startup」を使うことで簡単に開くことができます。

以下に「shell:common startup」の使用方法を記します。

  1. 「Windowsキー」と「R」を同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「shell:common startup」と入力してOK
  3. shell:common startup

Windowsの設定からアプリをオン・オフ

Windowsの設定からアプリに対してスタートアップのオン・オフができます。クリック操作でオン・オフができるので、とても簡単です。

Windowsの設定での注意

アプリケーションのスタートアップをコントロールできますが、ファイルに対してのスタートアップのコントロールはできません。ファイルに対してのスタートアップはスタートアップフォルダで管理します

スタートアップフォルダにないアプリケーションのスタートアップをオフにしたい場合は、Windowsの設定でオフに切り替えましょう。

Windowsの設定でアプリケーションのスタートアップ管理画面に移動する方法は以下の通りです。

  1. スタートボタン>「設定」を選択
  2. Windows10:設定を選択
  3. 「Windowsの設定」から「アプリ」を選択
  4. 「Windowsの設定」から「アプリ」を選択
  5. 表示された画面の左から「スタートアップ」を選択すると、右にスタートアップ一覧が表示
  6. 「スタートアップ」を選択しスタートアップ一覧を表示

上記の方法で表示したスタートアップ一覧からアプリケーションのスタートアップ有効・無効が可能です。

タスクマネージャーからオン・オフ

タスクマネージャーからもアプリケーションのスタートアップ一覧を表示・変更することができます。

タスクマネージャーからスタートアップ一覧画面を表示する方法は以下の通りです。

  1. 簡易表示の場合は「詳細」を選択
  2. タスクマネージャー:詳細を選択
  3. スタートアップのタブを選択
  4. タスクマネージャー:スタートアップタブを選択

上記方法で表示されたスタートアップ一覧からもアプリケーションのスタートアップ有効・無効が可能です。

注意

よくわからないアプリを無暗に無効にしないようにしてください。無効にするアプリによっては、パソコンの動作に影響する可能性があります

まとめ

本記事「【Windows10】起動時に自動的にアプリを立ち上げる:スタートアップへの追加」はいかがでしたか。

Windowsに昔から備わっているスタートアップを駆使して、業務の効率化をどんどん進めていってください。