【Windows10】コマンドプロンプト:パソコン情報(スペック、システム構成)取得コマンド一覧

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【Windows10】コマンドプロンプト:パソコン情報(スペック、システム構成)取得コマンド一覧

本記事ではWindows10コマンドプロンプトからパソコン情報(スペックやシステム構成)を取得するコマンド一覧を解説していきます。

コマンドプロンプトを使わなくてもパソコンのスペックやシステム構成情報は確認できます。
しかしコマンドプロンプトを使用した方が便利な場面や、コマンドプロンプトを使用しなければならない場面もあります。

例えば多くのパソコンから情報を取得する場合、またはPythonスクリプトを通してパソコン情報を取得したい場合などです。

ではコマンドプロンプトからどういったコマンドを使って情報を取得するのか見ていきましょう。

コマンドプロンプト

コマンドプロンプトとは

コマンドプロンプト(command prompt)とは、コマンド(命令文)を用いてファイル操作やWindows情報の取得、ネットワーク管理を行うためのツールです。

CUI(Character User Interface)なので、マウス操作は必要とせず、キーボードのみでコマンドを入力して操作します。

Windowsにおけるコマンドプロンプトとは、UnixやMacではターミナルと呼ばれるツールです。

コマンドプロンプトはすべてのWindowsパソコンで使用することができますが、ネットワーク管理者や社内SEなどITを仕事とする人以外はほとんど利用することはないです。

使う場面

コマンドプロンプトを使用することで大量のファイルやフォルダ操作をすばやく行えます。
そのためファイル・フォルダ操作のためにコマンドプロンプトを使用する人も多くいます。

私は主にネットワークの疎通確認(ping)やネットワーク情報確認(ipconfig)にコマンドプロンプトを使用します。

例えばインターネットに接続しているか確認する場合はコマンドプロントで以下のコマンドを実行します。

C:\> ping 8.8.8.8 -t

上記コマンドはIPアドレス8.8.8.8(Googleのアドレス)にpingを送信してみて、疎通確認できればインターネットが接続されていることがわかります。

コマンドの種類

コマンドは非常に多くの種類があります。
ネットワーク系コマンド(ipconfig、ping、nslookupなど)やファイル操作系コマンド(ls、dir、cdなど)、パソコン情報取得系(ver、wmicなど)といった種類があります。

本記事ではパソコン情報(システム構成やハードウェア情報)を取得するコマンドについて解説しています。

WindowsのコマンドとLinux系のコマンドは同じものもあれば、異なるコマンドも多くありますので注意してください。

起動方法

Windows検索ボックスからコマンドプロントを起動することができます。

Windows10:検索ボックス

左下の検索ボックスにcmdと入力して、表示された「コマンドプロンプト」を選択することで起動されます。

またはキーボードの「Windowsキー」+「R」を同時に押下し、表示される「ファイル名を指定して実行」に「cmd」を入力・実行することでも起動できます。

Windows10:コマンドプロンプトの起動

システム情報取得コマンド

コマンドプロンプトからシステム構成などの情報を取得するコマンドを解説していきます。

システム構成や設定情報:systeminfo

systeminfoコマンドではコンピュータ名やOS名、バージョン情報、ハードウェアのスペックなど様々な情報一覧が表示されます。

C:\> systeminfo

上記コマンドではローカルコンピュータのシステム情報が表示されますが、ネットワーク上に存在するコンピュータの情報を取得することもできます。

以下のようにオプションを使用し、接続先コンピュータ名・ユーザー名・パスワードを指定してシステム情報を表示できます。

systeminfo /s コンピュータ名 /u ユーさー名 /p パスワード

Windowsのバージョン:ver

Windowsのバージョンをコマンドプロンプトで取得するにはVERコマンドを実行します。

C:\> ver
出力

Microsoft Windows [Version 10.0.19042.685]

コマンドプロンプトでwinverコマンドを起動してもバージョン情報を記載した以下のような画面を表示することもできます。

Windows10:winver実行時に表示される画面

ログインユーザーを表示:whoami

ログインしているユーザー名を取得するにはwhoamiコマンドを実行します。

C:\> whoamai

コマンドは「Who am I」(私は誰)という意味です。

コンピューター名:echo %computername%

コンピューター名を取得するにはechoコマンドを使って以下のようにします。

C:\> echo %computername%

インストール済みのソフト:reg query

パソコンにインストールされているソフト一覧を取得するにはreg queryコマンドを使用します。

インストールされているソフト情報は以下3つのレジストリを確認する必要があります。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall

各レジストリからソフトの「DisplayName」で絞り込み取得します。

C:\> reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall" /s | find "DisplayName"

C:\> reg query "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall" /s | find "DisplayName"

C:\> reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall" /s | find "DisplayName"

ハードウェア情報

ハードウェアの情報取得にはコマンドプロンプトでWMI(Windows Management Instrumentation)を使用します。

WMIはWindowsのシステム面を管理しているインタフェースであり、これを通してハード情報が取得できます。

コマンドプロンプト上でWMIを使用するにはwmicコマンドを使います。

メーカー名:wmic csproduct get Vendor

パソコンのメーカー名は「wmic csproduct」からVendorをgetすることで取得できます。

C:\> wmic csproduct get Vendor

モデル名(型番):wmic csproduct get Name

パソコンのモデル名(型番)は「wmic csproduct」からNameをgetすることで取得できます。

C:\> wmic csproduct get Name

シリアル番号(製造番号):wmic csproduct get IdentifyingNumber

パソコンのシリアル番号(製造番号)は「wmic csproduct」からIdentifyingNumberをgetすることで取得できます。

C:\> wmic csproduct get IdentifyingNumber

マシン種類:wmic csproduct get Version

パソコンのマシン種類は「wmic csproduct」からVersionをgetすることで取得できます。

C:\> wmic csproduct get Version

CPU名:wmic CPU get Name

パソコンのCPU名は「wmic CPU」からNameをgetすることで取得できます。

C:\> wmic CPU get Name
# Intel(R) Core(TM) i5-8265U CPU @ 1.60GHz

メモリー情報:wmic memorychip

パソコンのメモリー情報は「wmic memorychip」を実行で取得できます。

C:\> wmic memorychip

表示をわかりやすくリスト表示するには以下のコマンドを実行してください。

C:\> wmic memorychip list full

メモリー情報の一覧から必要なカテゴリーのみを表示する場合はgetの後にカテゴリー名を指定してください。

C:\> wmic memorychip get Capacity

ハードディスク情報:wmic diskdrive

パソコンのハードディスク情報は「wmic diskdrive」を実行で取得できます。

C:\> wmic diskdrive

表示をわかりやすくリスト表示するには以下のコマンドを実行してください。

C:\> wmic diskdrive list full

ハードディスク情報の一覧から必要なカテゴリーのみを表示する場合はgetの後にカテゴリー名を指定してください。

C:\> wmic diskdrive get Model