【Windows10】同一ネットワークのPCにpingが通らない(応答がない)問題の対処方法

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【Windows10】同一ネットワークのPCにpingが通らない(応答がない)問題の対処方法

社内SEの私はpingコマンドを使わない日はほとんどないです。

対象のパソコンがインターネットに接続されているか確認するときや、社内ネットワークに接続されているか確認するとき、ネットワークの速度の確認、トラブルが起きた際の切り分けなどに使用します。

pingコマンドを使うことで、上記のようなネットワークの状況把握だけでなく、PCやサーバーが稼働しているかの確認(死活監視)もできます。

社内SEの方や、IT業界に従事している方でpingコマンドを使ったことがない人はほとんどいないでしょう。

そんなpingコマンドですが、Windows10ではデフォルトでpingに応答しない設定になっています。

本記事ではWindows10パソコンでpingコマンドに反応するようにする設定方法を解説していきます。

pingコマンドとは

pingコマンドは冒頭でも説明しているように、相手との疎通確認などに使用されます。

ICMP(Internet Control Message Protocol)というプロトコルのecho(要求・応答)を使って相手との疎通確認をしています。

IT用語の確認

ICMPはネットワーク層のプロトコルで、その名の通り「インターネットでのメッセージのやり取りを管理しているプロトコル」です。pingやtracertコマンドなどで使用されています

指定したIPアドレスに対して、echo要求(Request)を行い、相手からecho応答(Reply)が返ってくれば疎通があると確認できます。

pingコマンドが成功することをpingが通る、pingコマンドが失敗することをpingが通らないと私たちは言います。

Windows10でpingが通らない理由

ほとんどの場合、Windows10に対してデフォルト設定ではpingは通りません。
これはなぜなのか?

それは、Windows10のWindowsファイアウォールがICMPのecho要求(Request)の受信を許可していないからです。

許可をしていない理由としては、セキュリティー上の理由が大きいと思われます。

Windows10でpingを通るようにする

Windows10のパソコンにpingが通るようにするためには、Windowsファイアウォールの設定を変更する必要があります。

まず画面左下のWindowsマークをクリックし、「設定」をクリックします。

Windows10の設定を開く

新たに表示された「Windowsの設定」から「更新とセキュリティ」を選択します。

Windws10:更新とセキュリティ

次に表示された画面の左ペインから「Windowsセキュリティ」をクリックし、右ペインから「ファイアウォールとネットワーク保護」を選択します。

Windows10:ファイアウォールとネットワーク保護

次に表示された画面では、ドメインネットワーク・プライベートネットワーク・パブリックネットワークのいずれかにアクティブが付いています。

アクティブがついているネットワークを確認

ここではどのネットワークにアクティブが付いているかを確認しておいてください。

重要なポイント

ドメインネットワーク:会社でActive Directoryサーバでアカウント管理をしているならば、そのパソコンは企業のドメインに属しています。その場合、ドメインネットワークがActiveになる

プライベートネットワーク:自宅などのプライベート空間(192.168.xxx.xxxのIPアドレス)では、このプライベートネットワークがアクティブになる

パブリックネットワーク:公共の場所(ホテル、カフェなど)では、パブリックネットワークになる

アクティブのネットワークを確認したら、「詳細設定」をクリックします。
そうすると「Windows Defender ファイアウォール」画面が表示されます。

Windows Defender ファイアウォール画面

左ペインの「受信の規則」をクリックすると、真ん中に受信に対するファイアウォール規則一覧が表示されます。

真ん中より下までスクロールすると「ファイルとプリンターの共有(エコー要求 - ICMPv4 受信)」の規則が複数あります。

この規則を変更して、ICMPのecho要求(Ping)を許可します。
ここで選ぶべき規則は、先ほど確認いただいたアクティブになっているネットワーク(ドメイン、プライベート、パブリック)です。

Windows10:ICMPのPing許可設定

選ぶべき規則を選択し、右クリック>「規則の有効化」を選択すると、その規則はアクティベイト(有効化)されます。

これでWindows10のパソコンにpingを通すことができるようになり、死活監視などができます。

Windows Updateによる規則の無効化

Windows Updateにより、有効化した規則「ファイルとプリンターの共有」が無効化されることがあります。

私がWindows Updateを行い最新のバージョン(2020年10月にリリースされたバージョン20H2)にアップデートした際に無効化される現象が発生しました。

そのためWindows Updateを行う際は、規則が無効化されることを念頭に置く必要があります。

まとめ

私は社内のWindows10のパソコンを死活監視するときにpingが通らない!ということで焦った経験があります。

そのような経験をしている方に、この記事を読んでいただいて、無事pingが通るようになればと思います。