【Windows10】タスクバーのアイコンが突然消えた場合の解決方法
2021.09.07 /

本記事ではWindows10で突然発生する、タスクバーのアイコンが消える現象の解決方法について解説していきます。
Windows10の画面下部には、タスクバーという部分が存在し、多くのWindowsユーザーはタスクバーを日常的に使っているかと思います。

タスクバーには起動中のアプリやピン留めしたアプリ、検索ボックス、コルタナなど様々な機能が集約された重要な部分です。
ですがこのタスクバーが突然消えてしまう(アイコンが消える)、というエラーが生じることがあります。
この現象が発生した場合の解決方法を確認していきましょう。
発生した現象(エラー)
私の会社のスタッフで次の現象がWindows10でしばしば発生します。
突然タスクバーが消えてしまい、タスクバーに登録していたアプリケーションのアイコンがすべて消え、スタートボタンも消えてしまった
Windowsの操作においてタスクバーは非常に重要な機能です。
起動しているアプリの表示や、時間、検索、スタートメニューなどなくてはならない機能がタスクバーには集約されています。
この現象の解決策を次項より解説していきます。
原因
タスクバーが消えてしまう現象の原因は以下の3つが考えられます。
- エクスプローラー(explorer.exe)の停止
- Windows10の不具合
- タスクバーが自動的に隠れる設定になっている
各原因に対する解決方法を確認していきましょう。
解決方法
エクスプローラー(explorer.exe)の停止
この現象の原因はほとんどの場合、explorer.exeが停止している、またはexplorer.exeに問題が発生していることが起因しています。
explorer.exeはタスクバーを表示される働きもあるため、このプログラムが停止または問題があれば、それに伴ってタスクバーも問題が発生します。
explorer.exeの不具合によって以下記事のような現象が発生することもあります。

【Windows10】エクスプローラーが固まる(フリーズ)・応答なしの解決方法
explorer.exeを起動または再起動させるためには次の方法があります。
- パソコンを再起動する
- タスクマネージャーから再起動・起動する
パソコンを再起動する
私は会社のスタッフに常々こう言っています。
なにか問題が起きたらまずはパソコンを再起動してください
大抵の問題は再起動すれば改善と思っています。
そして今回の現象でも基本的に再起動すれば改善します。パソコンを再起動することによって、explore.exeが新たに起動するので問題が改善するのです。
もし再起動で改善しなければ、「完全シャットダウン」を試してください。
完全シャットダウンの方法は以下記事から確認してください。
タスクマネージャーから再起動・起動する
再起動以外にもタスクマネージャーを通してexplorer.exeの再起動・起動が行えます。
以下にexplorer.exeの再起動方法を記します。
- キーボードの「Ctrl + Shift + ESC」を同時に押してタスクマネージャーを起動
- プロセスタブ内から「エクスプローラー」を探し、右クリックし、「再起動」を選択

もしプロセスタブ内の一覧に「エクスプローラー」がない場合は、エクスプローラーが起動していないため、explorer.exeを実行します。
- ファイルをクリックし、「新しいタスクを実行」を選択
- 「新しいタスクの作成」画面に「explorer.exe」と入力し、OKを選択


これでexplorer.exeは正常起動し、タスクバーが表示するはずです。
explorer.exeが停止する原因
explorer.exeが停止してタスクバーが表示しなくなる原因として、
メモリの不足が考えられます。
複数のアプリケーションを開き、ブラウザーでもたくさんのタブを開いているとこの現象が発生することがあります
パソコンに負荷が大きい操作をすることによりメモリが不足し、それに伴ってexplorer.exeが停止することがあります。
頻繁にタスクバーが消える現象が発生するならば、パソコンにメモリを増設する、あるいはパソコンの使用方法を改める必要があると思ってください。
Windows10の不具合
まれにWindows10の不具合でタスクバーが消える現象が発生することもあるようです。
そのためWindows Updateを実施し、最新の状態にして現象が改善するかを確認してみましょう。
タスクバーが自動的に隠れる設定になっている
自分で意図して設定しない限り発生することはありませんが、次の可能性もわずかに考えられます。
タスクバーを「自動的に隠す」設定をオンにしている
この設定は次の方法でオフにできます。
- 「スタート」を選択し、「設定」を選択
- 「Windowsの設定」画面から「個人用設定」
- 「タスクバー」を選択し、「デスクトップモードでタスクバーを自動的に隠す」をオフにする



上記により、タスクバーが自動的に隠れることなく使用できるようになります。
まとめ
本記事「【Windows10】タスクバーのアイコンが消えた場合の対処法」はいかがでしたか。
ここで紹介した現象はWindows10を使っている人であれば、だれでも起こりうることです。
こういった障害は突然やってきます。
そのためタスクバーが突然消えても焦ることなく対応できるように、本記事で紹介した方法を覚えておいてください。
本サイトOFFICE54では、様々なWindows10で起こりうるエラーの解決方法を解説しています。
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