【Teams】メンションとは:メンションの仕方(やり方)
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本記事ではMicrosoftのTeamsにおける、メンションの仕方(やり方)について詳しく解説していきます。
メンションとはメッセージの中で特定のユーザーやグループに通知を送る機能です。
メンションにはさまざまな種類があり、これらを目的や用途で使い分けることで業務コミュニケーションを円滑に進めることができます。
本記事を通して、Teamsのメンションの仕方について理解を深めてください。
ここではMicrosoft 365による最新のTeamsを使用しています。
Microsoft 365とはMicrosoft社が提供しているOfficeアプリケーション(Outlook、Word、Excel、SharePoint、PowerPointなど)やサービスを利用できるサブスクリプション(月額課金制)のクラウドサービスです
Teams:メンションとは
Teamsのメンションとはメッセージの中で特定のユーザーやグループに通知を送る機能です。このメンションは英語の「mention」からきており、「言及する」という意味の英単語です。
メンションされたユーザーに通知が届き、メッセージの見逃しを防ぐのと共に、自分宛てのメッセージであることがすぐにわかります。
チャットやチャネルで特定の相手に向けてメッセージを書いていることを伝えたいときに使用します
メンション機能を利用する主な場面としては次のようなものがあります。
- 特定のユーザーに質問・依頼をするとき
- 特定のチームや全体に周知するとき
- 特定のユーザーに進捗確認するとき
- ユーザーやグループの注意を引きたいとき
メンションはこのように業務のさまざまな場面で利用されますが、特にチームでは重要な役割を果たします。
チームでの投稿は基本的にメンバー全員に向けて送信されます。メールでいうとTo(宛先)にメンバー全員が含まれているようなものです。
メンションを使うことでToを個人またはグループに絞ることができます。(ほかの人はCCに入っているようなイメージ)
このようにメンションを使うことで「誰が対応すべきか」「誰に対して送っているか」を明確にし、スムーズなコミュニケーションを実現する重要な機能です。
複数人が参加するグループチャットやチャネルではメンションを使わないと誰に向けられたメッセージなのか、誰が対応すべきなのかが分からないことがあります
メンションはTeamsだけでなく他のMicrosoftアプリケーションでも利用できます。
メンションの仕方
Teamsでの基本的なメンションの仕方は以下の通りです。
- メッセージ本文に「@」を入力する
- 候補が表示されるのでメンションしたいユーザーまたはグループを選択する
- 続けてメッセージを入力して送信する

上記の操作でメンションを追加してメッセージを送信できます。
全角@ではメンションにはなりません。メンションするときは必ず半角@を使用してください
メンションの種類
Teamsのメンションにはさまざまな種類があります。目的や用途によって使い分けることが重要です。
メンションを業務で使い分けることによってコミュニケーションの質を向上させ、スピードも向上することが期待できます
メンションの種類は以下の通りです。
メンションの種類 | 書き方 | 対象範囲 |
---|---|---|
個人 | @名前 | 一人のユーザー |
チーム | @チーム名 | チームに参加しているすべてのメンバー |
チャネル | @チャネル | チャネルに参加しているすべてのメンバー |
全員 | @everyone | グループチャットに参加しているすべてのメンバー |
所有者 | @チーム所有者 | チーム所有者 |
タグ | @タグ名 | タグに含まれるユーザー |
上記のメンションについて詳しく解説していきます。
個人メンション(ユーザーメンション)
個人メンションとは特定の1人のユーザーに対してメンションを送るメンション方法です。個人メンションは以下の形式で記述します。
@名前
複数人が参加するグループチャットやチャネルで個人あてに質問や依頼をする際に利用されます。
個人メンションの通知を完全にオフにすることはできないため、必ず何かしらの通知がユーザーに届きます
チームメンション
チームメンションはチームに参加しているメンバー全員に通知を送るメンション方法です。
Teamsのチームメンションをする方法は以下の通りです。
- 「@team」と入力して表示されたチームを選択する
- 「@チーム」と入力して表示されたチームを選択する
- 「@」に続けてチーム名を入力して表示された候補からチームを選択する

チームメンションは標準チャネルでは問題なく利用できますが、プライベートチャネルやチームと共有していない共有チャネルでは使用できないです。
Teamsの設定でチームメンションの通知を無効にしている、チームやチャネルを非表示にしている場合は通知が届かないことがあります
チャネルメンション
チャネルメンションとは特定のチャネルに参加しているメンバー全員に通知を送るメンション方法です。チャネルメンションは以下の形式で記述します。
@チャネル名
チーム所有者がチャネルメンションを許可していない場合は使用できません。またチャネルを非表示にしているメンバーには通知が届きません
全員メンション(グループチャット)
全員メンションとはグループチャットで参加しているメンバー全員に通知を送るメンション方法です。
全員メンションは以下の形式で記述します。
@everyone
グループチャットで「@」を入力し、その後に続いて「everyone」と入力するとメンション候補に「皆様 チャットの全員に通知する」が表示されます。これを選ぶことで全員メンションが実行できます。

グループチャットで全員メンションする方法について詳しくは以下記事をご参照ください。
所有者メンション
所有者メンションとはチームの所有者になっているユーザーに通知を送る機能です。所有者メンションは以下の形式で記述します。
@チーム所有者
Teamsのチームではユーザーをチームに追加したい場合、権限がない人ではチームにメンバーを追加することはできません。チーム所有者がメンバー追加の権限を持っており、所有者にチーム追加の依頼をする必要があります。
その際に所有者メンションが効果的であり、わざわざ誰がチームの所有者か探さなくても、直接そのチームの所有者へメンションすることができます。
チームの運営について所有者に連絡したい場合に所有者メンションを利用します
所有者メンションについて詳しくは以下記事をご参照ください。
タグメンション
タグメンションとは複数のメンバーをタグとしてまとめておき、そのタグに対して通知を送れるようにするメンション方法です。タグメンションは以下の形式で記述します。
@タグ名
タグは主に役割や担当ごとにタグ分けを行うことで、効率的に連絡や依頼ができるようにします。
タグは以下の流れで作成できます。
- チームを開く
- タグを作成したいチームにカーソルをのせ、表示された「その他のオプション(…)」をクリックする
- 表示されたメニューから「タグの管理」を選択する
- 表示されたタグの管理画面で「タグを作成」をクリックする
- 表示された新しいタグの作成画面でタグ名やメンバーを入力して「作成」をクリックする




上記の操作でタグを作成できます。
タグメンションはTeamsの設定からタグメンションの通知をオフにしない限り、チャネルが非表示になっていても通知が届きます
まとめ
本記事「【Teams】メンションとは:メンションの仕方(やり方)」はいかがでしたか。
ここでは以下の項目について解説してきました。
- Teamsのメンションについて
- メンションの仕方
- メンションの種類
メンションを上手に使うことでメッセージを見てほしい相手に、確実に通知できるようになります。コミュニケーションを円滑に進めるためにメンションを使った見逃し防止を実現しましょう。
Teamsにはほかにも仕事に役立つ機能が豊富に備わっています。ぜひ以下記事から仕事に役立つ機能を見つけて、利用してみてください。