【Outlook】返信メールをまとめて表示される機能の設定・解除(スレッド機能)
2021.05.23 /

本記事ではメールソフトOutlookにおける、返信メールをまとめて表示される機能の設定・解除の方法(スレッド機能)について解説していきます。
一般のOutlookユーザーでこのスレッド機能を知っている方は非常に少ないです。
そのため会社のスタッフからしばしば頂く依頼に、
「新しいパソコン(またはiPhone)でメールがまとめて表示されるようになってしまった。どうやって以前のようにばらばらに表示されるのか?」
という質問があります。
きっと社内SEをしている方であれば、1度や2度はこの質問がきたことがあるはず!
業務効率化にもつながるOutlookのスレッド機能を、本記事を通して学んでいきましょう。
Outlook:スレッド機能とは
Outlookにはメールの管理や閲覧をしやすくするスレッドという機能が備えられています。
スレッド機能とは、件名などの情報を基準にして、関連するメール(返信メール)を1つにまとめる機能です。
例えばお客様Aさんから来たメールがあるとします。このメールにあなたは返信し、その返信に対してAさんが返信すると、計3通のやりとりがあります。
スレッド機能をONにしていると、これら3通のメールが1つにまとめられる、ということです。
このスレッド機能をONにすることによって、特定の人と継続して行っているメールのやり取りが自動的にまとめられるので、メール管理をするのに非常に便利です。
スレッド内の会話(メール)は、最新のメールが一番上に表示されます。この順番は変更できませんのでご注意ください。
人によってはこの機能を使わない人もいます。
実は私もスレッド機能はONにしていません。
社内SEである私は、その人の好みに合わせてスレッド機能のOFF・ONをしてあげています。
Outlook:スレッド機能の設定方法
Outlookのスレッド機能をONに設定する方法を以下に記します。
- 受信トレイからスレッド機能をON設定したいフォルダーを選択
- 表示タブを選択し、「スレッドとして表示」をチェック
- 「すべてのメールボックス」または「このフォルダー」を選択
上記の操作でスレッド機能がONに設定されますので、メールフォルダ内で複数の会話がまとめられて表示されるようになります。
スレッド機能のオプション設定
スレッド機能にはオプション設定が4つあります。
- 他のフォルダーのメッセージを表示
- 件名の上に差出人を表示する
- 選択された会話を常に表示
- クラシックビューを使用する

他のフォルダーのメッセージを表示
このオプションをONにすると、他のフォルダーのメールや送信アイテムフォルダーを含めて表示するようになります。
このオプションはデフォルトでONになっています。
懸命の上に差出人を表示する
このオプションをONにすると、スレッド表示の一番上に差出人名が表示されます。
OFFにすると、一番上に件名が表示されます。
選択された会話を常に表示
このオプションをONにすると、選択されたスレッドの会話がすべて展開されるようになります。
OFFの場合は、スレッドをダブルクリックしなければすべての会話は展開されません。
Outlook:スレッド機能の解除方法
Outlookのスレッド機能を解除する場合は、表示タブをクリックして「スレッドとして表示」のチェックを外します。

次に表示された画面で「このフォルダー」または「すべてのメールボックス」を選択します。

これらの操作により、スレッド機能を解除してメールをすべて個別表示にすることができます。
まとめ
本記事「【Outlook】返信メールをまとめて表示される機能の設定・解除(スレッド機能)」はいかがでしたか。
Outlookのスレッド機能は、あまりその存在を知られていませんが、表示に便利な機能です。
ぜひ個人または会社で広く認知させて、仕事の効率化を測ってください。