【Windows11】電源とスリープの設定:変更・調整する方法について
2025.01.22 /
本記事ではWindows11における、電源とスリープの設定を変更・調整する方法について詳しく解説していきます。
Windows11のパソコンでは電源やスリープの設定を調整することで、ご自身に合ったパソコン環境を構築することができます。
電源およびスリープの設定によりパソコンのパフォーマンスや電力消費を調整できます
本記事を通して、Windows11のパソコンでの電源やスリープの設定について理解を深めてください。
Windows11:電源とスリープの設定とは
Windows11のパソコンでの電源とスリープの設定とは電源管理やスリープに関する設定をカスタマイズすることを意味します。
これら設定によりパソコンのパフォーマンスや省電力性、アイドル時(パソコンを操作していないとき)のスリープ設定などが調整できます。
電源とスリープの設定箇所は以下の流れでアクセスできます。
- タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択する
- 表示された設定画面の左側メニューから「システム」をクリックする
- 画面右側から「電源とバッテリー」をクリックする
上記の流れで表示された「電源とバッテリー」画面から電源やスリープの設定を行います。この画面からどのように電源やスリープの設定を行うかは次項より解説していきます。
Windows10では「電源とバッテリー」ではなく「電源とスリープ」という名称でした
電源の設定
Windows11の電源の設定ではパソコンの電力に関する動作を制御して、パフォーマンスや省電力性を調整できます。
Windows11の電源に関する設定は以下の通りです。
- 電源モード
- 省エネ機能
- 画面をオフにする時間設定
それぞれの項目について次項より解説していきます。
電源モード
Windows11には電源モードという機能があり、選択するモードによって電力消費とパフォーマンスが大きく異なります。
電源モードには以下3つのモードがあります。
- 最適な電力効率:電力消費を最小限に抑えるが、パフォーマンスは低い
- バランス:電力消費とパフォーマンスのバランスを取った安定した動作(デフォルト設定)
- 最適なパフォーマンス:電力消費は大きいが最大限のパフォーマンスをする
最適なパフォーマンスではバッテリーの消費電力が増加するため駆動時間が短くなります
電源モードの変更は「電源とバッテリー」画面の「電源モード」をクリックして展開表示される箇所から変更できます。
ここでは「電源に接続」時と「バッテリ稼働」時ごとに電源モードを設定できます。
省エネ機能
Windows11の省エネ機能とはバッテリー稼働時の電力消費を抑える機能です。この機能では電力消費を抑え、かつバッテリーの寿命を延ばすことができます。
省エネ機能は「電源とバッテリー」画面の「省エネ機能」をクリックして展開表示される箇所から設定できます。
画面をオフにする時間設定
Windows11ではパソコンが一定時間操作されなかった際にディスプレイを自動的にオフにする設定があります。これにより電力の消費を抑え、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
たとえばバッテリー駆動時に操作がない状況が5分間続くと画面をオフにするといった設定が可能です。
画面をオフにする時間設定は「電源とバッテリー」画面の「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」をクリックして展開表示される箇所から設定できます。
この設定は電源接続時とバッテリー駆動時で異なる設定をすることができます
スリープの設定
Windows11のスリープ機能とはパソコンの電力消費を最小限になる電力モードにする機能です。現在の作業中データをメモリに保存し、素早く作業を再開できる特徴があります。
Windows11では一定時間パソコンの操作をしない場合は、自動的にスリープになるように設定することがお勧めです。
スリープに関連する設定は以下2つあります。
- アイドル時の自動スリープ設定
- 電源ボタンの押下時のスリープ設定
アイドル時の自動スリープ設定
Windows11ではアイドル時(パソコンを操作していない状態)に自動的にスリープする機能が備わっています。
またパソコンを操作していないときにどのくらいの時間経過でスリープ状態に移行するか設定できます。
自動スリープの時間設定は以下3つの方法があります。
- 電源とバッテリーから設定
- コントロールパネルから設定
- 電源オプションから設定
電源とバッテリーから設定
設定アプリの「電源とバッテリー」から自動スリープする時間設定ができます。電源とバッテリーから設定を変更する方法は以下の通りです。
- タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択する
- 表示された設定画面の左側メニューから「システム」をクリックする
- 画面右側から「電源とバッテリー」をクリックする
- 表示された「電源とバッテリー」画面の「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」をクリックして展開表示される箇所から設定を変更する
コントロールパネルから設定
コントロールパネルからスリープに入る時間設定する方法は以下の通りです。
- コントロールパネルを起動する
- 表示されたコントロールパネルから「システムとセキュリティ」をクリックする
- 電源オプション項目にある「コンピュータがスリープ状態になる時間を変更」をクリックする
- 表示された「プラン設定の編集」画面より「コンピュータをスリープ状態にする」の時間を変更する
電源オプションから設定
電源オプションからは1分単位でスリープに入る時間を設定できます。
電源オプションは前述した流れで表示した「プラン設定の編集」画面で「詳細な電源設定の変更」をクリックすることで表示されます。
表示された電源オプションから「スリープ」をクリック>「次の時間が経過後スリープする」をクリックして展開表示された設定値を変更することで、スリープに入るまでの時間を細かく設定できます。
電源ボタンの押下時、カバーを閉じたときのスリープ設定
Windowsでは電源ボタンを押したらパソコンをスリープモードに移行させる設定やカバーを閉じたらスリープに入る設定があります。
電源ボタンの押下やカバーを閉じる動作でスリープ状態に移行させることで、パソコン作業を素早く中断して電力の消費を抑えることができます
電源ボタン押下時やカバーを閉じたときの動作を変更する方法は以下の通りです。
- タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択する
- 表示された設定画面の左側メニューから「システム」をクリックする
- 画面右側から「電源とバッテリー」をクリックする
- 表示された「電源とバッテリー」画面の「カバー、電源とスリープのボタンコントロール」をクリックして展開表示された設定項目から設定を変更する
まとめ
本記事「【Windows11】電源とスリープの設定:変更・調整する方法について」はいかがでしたか。
ここでは以下の項目について解説してきました。
- Windows11での電源とスリープの設定とは
- 電源の設定について
- アイドル時の自動スリープ設定
- 電源ボタンの押下時、カバーを閉じたときのスリープ設定
本記事で紹介した設定を参考にして、ご自身に合った設定をするようにしてください。