【Windows11】MACアドレスの調べ方：４つの確認方法

MACアドレスとは

MACアドレスとはパソコンやスマートフォン、プリンターなどのネットワーク機器に割り当てられる一意の識別番号です。

MACアドレスはローカルネットワーク（LAN）内の通信でネットワーク上のデバイスを識別するために使われます。

ネットワークインターフェースカード（NIC）などの通信機器にMACアドレスは組み込まれており、16進数の形式で表記されます（例：00:54:45:A1:4B:5C）。

MACアドレスの使用用途

MACアドレスはデバイス認識やセキュリティなど様々な用途で利用されます。

家庭や会社では以下のような用途でMACアドレスを利用することがあります。

• MACアドレスでWi-Fiに接続できるデバイスを制限する
• 付与するIPアドレスをMACアドレスを基に固定化する
• ネットワークのアクセス許可をMACアドレスで行う

設定アプリから確認

Windows11の設定アプリからMACアドレスを確認することができます。以下の流れで設定アプリからMACアドレスが確認できます。

1. タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択する

2. 表示された設定画面の左側メニューから「ネットワークとインターネット」を選択する

3. 画面右側で接続中のネットワーク（Wi-Fiやイーサネット）をクリックする（下図はWi-Fi接続の場合）

4. 次の画面で「ハードウェアのプロパティ」をクリックする

5. 表示されたハードウェアのプロパティ画面で物理アドレス（MAC）が確認できる

上記の流れでMACアドレスを確認することができます。

コマンド「ipconfig /all」を実行する

コマンドプロンプトで「ipconfig /all」コマンドを実行することでMACアドレスを確認することができます。

まずコマンドプロンプトは以下の流れで起動します。

1. キーボードで「Windowsキー + Rキー」を同時に押す
2. 表示された「ファイル名を指定して実行」画面に「cmd」と入力して「OK」をクリックする

コマンドプロンプトが起動したら以下コマンドを実行します。

ipconfig /all

表示されたコマンド結果の中から「物理アドレス」または「Physical Address」という項目がMACアドレスになります。

コマンド「getmac」を実行する

コマンドプロンプトで「getmac」コマンドを実行することでMACアドレスを確認することができます。

コマンド「ipconfig」とは異なりMACアドレスのみが表示されるので、MACアドレスのみを確認したい場合は便利です。

コマンドプロンプトで「getmac」を実行すると以下のような結果が得られます。

表示された情報の「物理アドレス」の下にMACアドレスが表示されます。

PowerShellから確認する

PowerShellからMACアドレスを確認することができます。

まずは検索窓で「PowerShell」と入力し、検索結果からPowerShellを選択して起動します。

PowerShellが起動したら以下のコマンドを実行します。

PS> Get-NetAdapter

表示された結果の「MacAddress」列でMACアドレスを確認できます。