【Windows11】「このデバイスにドライバーを読み込めません」の対処方法
2025.03.10 /

本記事ではWindows11における、「このデバイスにドライバーを読み込めません」の対処方法について詳しく解説していきます。
Windows11のパソコンで次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。

このデバイスにドライバーを読み込めません
ドライバー:〇〇〇
本記事では、「このデバイスにドライバーを読み込めません」が表示された際の原因や対処方法について詳しく解説していきます。
Windows11:「このデバイスにドライバーを読み込めません」とは
私は社内SE(システムエンジニア)として働いており、パソコンやアプリケーションに関する問い合わせや問題に日々対応しています。
社内で貸与しているパソコンのOSはWindows11であり、次のようなエラーメッセージが突然表示されることがあります。

このデバイスにドライバーを読み込めません
ドライバー:〇〇〇
このエラーメッセージはWindows11で特定のドライバーを正常に読み込めないときに表示されます。
エラーメッセージにはどのドライバーが読み込めないのかドライバー名が表示されます
デバイスマネージャーを開くと該当のデバイスに黄色い三角形の警告アイコンが付いていることもあるため、そこから問題が発生しているデバイスを特定することもできます。
「このデバイスにドライバーを読み込めません」が表示される原因
エラーメッセージ「このデバイスにドライバーを読み込めません」が表示されるのは以下の原因が考えられます。
- ドライバーが破損している
- ドライバーがWindows11と互換性がない
- ドライバーが正常にインストールできなかった
- メモリ整合性機能によりブロックされている
- Windows Updagteによる影響
「このデバイスにドライバーを読み込めません」の対処方法
エラーメッセージ「このデバイスにドライバーを読み込めません」が表示された際の対処方法は以下3つあります。
- メモリ整合性機能を無効にする
- デバイスマネージャーからドライバーを更新または削除する
- Windows Updateを実行する
それぞれの方法について次項より解説していきます。
メモリ整合性機能を無効にする
Windows11にはメモリ整合性というセキュリティ機能が備わっています。メモリ整合性機能では悪意のあるドライバーやソフトウェアによるドライバーの改ざんを防ぐ役割があります。
これにより信頼できないドライバーやマルウェアなどからパソコンを守ります。
非常に有用な機能ですが、メモリ整合性機能により「このデバイスにドライバーを読み込めません」のエラーが表示される可能性があります。
そのためメモリ整合性機能を無効にすることで、エラーメッセージを回避することができます。
メモリ整合性機能を無効にするとセキュリティが低下します。そのため特定のドライバーをインストールするときのみ(利用するときのみ)一時的に無効にし、完了したら再度有効化するようにしてください
Windows11でメモリ整合性機能を無効にする方法は以下の通りです。
- タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択する
- 表示された設定画面の左側にあるメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択し、右側から「Windowsセキュリティ」をクリックする
- 表示されたWindowsセキュリティ画面から「Windowsセキュリティを開く」をクリックする
- 別ウィンドウで「Windowsセキュリティ」が表示されるので、左側にあるメニューから「デバイスセキュリティ」をクリックする
- 画面右側で「コア分離の詳細」をクリックする
- 表示された「コア分離」画面でメモリ整合性をオフにする
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」画面が表示されたら「はい」をクリックする






上記の操作でメモリ整合性を無効にすることができます。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」
Windows11でソフトウェアのインストール時や重要なWindows設定の変更時に、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」というダイアログが表示される場合があります。
これはWindowsのセキュリティ機能であるユーザーアカウント制御(User Account Control)によって表示されています。
このダイアログについてや無効にする方法について詳しく知りたい方は以下記事をご参照ください。

【Windows11】このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますかとは:無効化する方法
デバイスマネージャーからドライバーを更新または削除する
デバイスマネージャーとはWindows11に接続されているデバイスとドライバーを管理するツールです。
デバイスマネージャーは以下の操作で開くことができます。
- キーボードで「Windows」キーと「X」キーを同時に押す
- 表示されたメニューから「デバイスマネージャー」をクリックする

ここからデバイスの状態を確認することができ、デバイスに黄色い三角形の警告アイコンが付いている場合は問題があることを意味します。
特定のデバイスに警告アイコンが付いていれば、そのデバイス上で右クリックし、表示されたメニューから「プロパティ」を選択してください。

表示されたプロパティ画面の「全般」タブ内にある「デバイスの状態」から現在の具体的な状態が確認できます。その内容から適宜「ドライバーの更新」や「ドライバーの削除」を行ってください。
ドライバーを更新する場合は、対象のデバイス上で右クリックし、表示されたメニューから「ドライバーの更新」を選択して進めてください。

Windows Updateを実行する
Windows Updateを実行することでこの問題を解決できることがあります。以下の流れでWindows Updateを実行して更新プログラムをインストールしてみてください。
- タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択する
- 表示された設定画面の左側にあるメニューから「Windows Update」を選択する
- ダウンロード可能なUpdateがあればインストールを実行する



まとめ
本記事「【Windows11】「このデバイスにドライバーを読み込めません」の対処方法」はいかがでしたか。
ここでは以下の項目について解説してきました。
- 「このデバイスにドライバーを読み込めません」とは
- 「このデバイスにドライバーを読み込めません」の原因
- 「このデバイスにドライバーを読み込めません」の対処方法
エラーメッセージ「このデバイスにドライバーを読み込めません」が表示されたら、本記事を参考にして解決してみてください。