【Windows11】このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますかとは:無効化する方法
2025.03.07 /

本記事ではWindows11における、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というダイアログについて詳しく解説していきます。
Windows11のパソコンでソフトウェアのインストール時やアプリを実行した際に、毎回次のようなダイアログが表示される場合があります。

ユーザーアカウント制御
このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?
また表示されるダイアログの内容は以下の場合もあります。

ユーザーアカウント制御
この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?
これらの確認ダイアログはWindowsのセキュリティ機能であるユーザーアカウント制御(User Account Control)から表示されています。
このような確認ダイアログが特定の操作時に毎回表示されるため、表示されないように無効化したい場合があります。
本記事を通して、確認ダイアログ「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」についてやこれらを無効化する方法について理解を深めてください。
使用しているOSがWindows10の場合は以下記事をご参照ください。

【Windows10】「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」の無効化
このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?とは
Windows11のパソコンでソフトウェアのインストール時やアプリを実行した際に、毎回次のようなダイアログが表示される場合があります。

ユーザーアカウント制御
このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?
このダイアログには「はい」と「いいえ」の選択肢がありますが、ユーザー名とパスワードを入力しないと「はい」が選択できない方もいます。

上図のようにユーザー名とパスワードの入力を求められる場合は、現在のアカウントが「標準ユーザー」である、または組織で管理者権限を伴う操作にはパスワード入力が必須になっていることが考えられます。
会社から支給されているパソコンでは基本的にセキュリティ強化の理由からユーザーが勝手に設定変更やアプリのインストールができないように管理者のパスワード入力を必須にする設定が有効になっています
このダイアログ「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」はWindowsのセキュリティ機能であるユーザーアカウント制御(User Account Control)によって表示されています。
そのためユーザーアカウント制御を無効にすることでダイアログ「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」を毎回表示しないようにできます。
ユーザーアカウント制御を無効にするとセキュリティリスクが高まるため、無効化することは推奨されていません
ユーザーアカウント制御を無効にする方法
ユーザーアカウント制御(UAC)とは
ユーザーアカウント制御(User Account Control)とはWindowsに備わっているセキュリティ機能の一つです。これにより悪意あるソフトウェアや不必要なWindowsの変更などを防ぎ、かつ一般ユーザーが勝手にアプリのインストールや設定変更などを防ぐことができます。
ユーザーアカウント制御は管理者権限が必要な操作を行う際にダイアログ表示でユーザーに許可を求める仕組みです
Windows Vistaから導入され、Windows7, 8, 10, 11にも導入されています。
ユーザーアカウント制御によるダイアログが表示されるタイミングは以下の通りです。
- ソフトウェア(アプリケーション)のインストール時またはアンインストール時
- ドライバーのインストール時
- レジストリの編集など重要なシステム設定の変更時
- 管理者権限を必要とするアプリの実行時
- ユーザーアカウントの変更時
- フォルダやファイルのアクセス権限を変更するとき
たとえばアプリのインストールで「.exe」や「.msi」ファイルを実行するとユーザーアカウント制御によるダイアログが表示されます。
ユーザーアカウント制御を無効にする方法
Windows11で確認ダイアログが表示されないようにユーザーアカウント制御を無効にする方法は以下の通りです。
- コントロールパネルを開く
- コントロールパネルの表示方法を「カテゴリ」に変更し、「システムとセキュリティ」をクリックする
- 表示されたシステムとセキュリティ画面より「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックする
- 表示された「ユーザーアカウント制御の設定」画面でスライダーを一番下に移動して「OK」をクリックする
- ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されるので「はい」をクリックする




上記の操作でユーザーアカウント制御を無効化することができます。
しかしユーザーアカウント制御を無効にするとウイルスやマルウェアによるシステム設定の変更を止めることができなくなり、パソコンのセキュリティリスクが高まるため注意してください。
セキュリティ上の観点から基本的にはデフォルトの上から二番目の設定にすることがお勧めです

この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?とは
ユーザーアカウント制御によるダイアログには「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」のほかに以下のダイアログもあります。

ユーザーアカウント制御
この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?
これらダイアログメッセージの違いはアプリの発行元が信頼できる発行元かそうでないかです。
ダイアログが「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」の場合は、アプリが信頼できる発行元(デジタル署名あり)であることを意味します。
ダイアログが「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」の場合は、アプリの発行元が不明(デジタル署名がない)であることを意味します。つまりこのダイアログが表示された場合は特に注意が必要ということです。
ダイアログが「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」の場合はセキュリティ上のリスクがある可能性が高いです
発行元が確認できない場合は「いいえ」を選び、アプリを実行しないようにしてください。
ダイアログで「はい」をクリックする前に確認すべき箇所
ユーザーアカウント制御によるダイアログが表示された場合、「はい」をクリックする前に以下の箇所を確認するようにしてください。

- アプリケーション名
- 確認済みの発行元
どこの発行元(ここではMicrosoft Windows)が、なんのアプリケーションを通して(ここではUserAccountControlSettings)変更を行おうとしているのか確認することが重要です。
不明なアプリケーションであり、発行元もわからない場合は「はい」を押さないようにしましょう。
まとめ
本記事「【Windows11】このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますかとは:無効化する方法」はいかがでしたか。
ここでは以下の項目について解説してきました。
- このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?とは
- ユーザーアカウント制御について
- ユーザーアカウント制御を無効にする方法
- この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?とは
- ダイアログが表示されたときに確認すべき箇所
ここではユーザーアカウント制御を無効化する方法をご紹介しましたが、セキュリティ上ユーザーアカウント制御は有効にして利用することをお勧めします。