【Windows11】メモ帳で前に開いたタブ(ファイル)が残る機能を無効にする方法
2025.02.06 /
![Windows11でメモ帳で前に開いたタブ(ファイル)が残る機能を無効にする](/static/image/1030/windows11-notepad-disable-retain-tab.png)
本記事ではWindows11における、メモ帳で前に開いたタブ(ファイル)が残る機能を無効にする方法について詳しく解説していきます。
Windows11のメモ帳は従来のメモ帳と比べて多くの機能が追加されました。メモ帳を起動すると前回開いていたタブ(ファイル)が残る機能も新たに追加された機能の一つです。
この機能は便利な仕組みではありますが、人によってはメモ帳を起動したら新しいウィンドウで開くようにしたい方もいます。
このような方のために前回のタブを残さないでメモ帳を起動させる設定が備わっています。
本記事を通して、Windows11のメモ帳で前に開いたタブ(ファイル)が残る設定を無効にする方法について理解を深めてください。
メモ帳で前に開いたタブ(ファイル)が残るとは
メモ帳とはWindowsに標準搭載されているシンプルなテキストエディターです。簡単なメモの作成やメッセージの編集、設定ファイルの確認など様々な用途で使われます。
Windows10までは非常にシンプルな作りでしたがWindows11からはさまざまな機能が追加され、デザインも大きく変更されました
従来のメモ帳ではファイルを開いた状態でアプリを閉じても、次回アプリの起動時には新しい空のウィンドウが開く仕様となっていました。
これがWindows11の新しいメモ帳では前回開いていたタブ(ファイル)がメモ帳起動時にそのまま開かれる(残る)仕様となりました。
この機能により、作業の途中でメモ帳を閉じても次の起動時に前回の作業を再開することが容易になりました。
メモ帳で開いたファイルを×ボタンで閉じないと次回起動時に必ず復元されます
しかし前に開いたタブ(ファイル)が残る機能には次のようなデメリットがあります。
- 誤って見せたくない情報を他の人に見られてしまうプライバシー・セキュリティの問題がある
- 不要なタブが残り続け、多くのタブが開かれた状態になってしまう
- 毎回新しいウィンドウで開いて作業を始められない
- 編集する必要のないファイルを編集してしまう可能性がある
前に開いたタブが残るのは便利ではありますが、上記のようなデメリットがあるため人によっては毎回新しい状態で開きたい場合もあります。
Windows10以前のようにメモ帳を閉じるとすべてのファイルが閉じられて、次回起動したときには新しいウィンドウから作業を始めたい方は次項で解説する方法を試してみてください。
ファイルをタブで開かないようにする方法
Windows11のメモ帳には新たにタブ機能も追加されています。このメモ帳では新しくファイルを開くと、既存のメモ帳内にタブとして追加されます。
人によっては従来のように新しいファイルを開くたびに別ウィンドウで開くようにしたいという方もいます。
テキストファイルを開いた際にタブで開かず、新しいウィンドウで開くようにする方法については以下記事をご参照ください。
![Windows11のメモ帳でファイルをタブで開かないようにする方法](/static/image/1029/windows11-notepad-tab-not-open.png)
【Windows11】メモ帳でファイルを開くとタブが増える:タブで開かないようにする方法
前に開いたタブが残らないようにする方法
Windows11のメモ帳で前に開いたタブ(ファイル)が残らないようにするには以下2つの方法があります。
- 手動でタブを閉じる
- 設定で「メモ帳の起動時」を変更する
手動でタブを閉じる
メモ帳で開いているファイルを手動で閉じることで次回の起動時にタブが残ることはなくなります。
タブの右側にある×マークをクリックすることでファイルを閉じることができます。
![Windows11:メモ帳を閉じる方法](/static/image/1030/notepad-close.png)
前のメモ帳が残る機能は有効にしたままで、必要のないファイルは残したくない場合にこの方法が有効です。
設定で「メモ帳の起動時」を変更する
メモ帳の設定を変更して前に開いていたタブを起動時に残さないようにすることができます。
メモ帳の設定を変更する方法は以下の通りです。
- メモ帳を開き、画面右上の設定アイコン(歯車)をクリックする
- 表示された設定画面より「起動時の設定」項目にある「メモ帳の起動時」をクリックする
- 展開されたメニューから「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」を選択する
![Windows11:画面右上の設定アイコン(歯車)をクリック](/static/image/1029/click-setting-icon.png)
![Windows11:設定画面より「起動時の設定」項目にある「メモ帳の起動時」をクリック](/static/image/1030/click-memo-run-setting.png)
![Windows11:展開されたメニューから「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」を選択](/static/image/1030/setting-new-session-start.png)
上記の操作により、メモ帳を起動した際に前に開いていたタブが残らなくなります。
まとめ
本記事「【Windows11】メモ帳で前に開いたタブ(ファイル)が残る機能を無効にする方法」はいかがでしたか。
ここでは以下の項目について解説してきました。
- Windows11のメモ帳で前に開いたタブが残ることについて
- 前に開いたタブが残らないようにする方法
メモ帳は日々の業務で頻繁に利用するツールの一つです。ご自身が使いやすいように設定を変更してください。
メモ帳をよく利用する方はデスクトップにメモ帳のショートカットを作成することがお勧めです。以下記事を参考にして、ショートカットの作成を行ってみてください。
![Windows11でメモ帳の場所やショートカットを作成する方法について](/static/image/1028/windows11-notepad-shortcut-place.png)
【Windows11】メモ帳の場所やショートカットを作成する方法