【Windows11】PDFが開かない・表示されないときの原因と対処法
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本記事ではWindows11における、PDFが開かない・表示されないときの原因と対処方法について詳しく解説していきます。
PDFはビジネスから日常まで幅広く利用されているファイル形式です。PDFは頻繁に利用されますが、その分さまざま問題が発生します。
特に多いのが「PDFが開けない・表示されない」問題です。PDFをダブルクリックしても反応がない、真っ白な画面が表示するといった問題です。
PDFが開かない原因は多岐にわたりますが、本記事で解説している対処方法を順番に実施していただくことで、高い確率で解決することができます。
本記事を通して、Windows11でPDFが開かない・表示されないときの原因と対処方法について理解を深めてください。
Windows11:PDFが開かない・表示されない問題について
私は社内SE(システムエンジニア)として働いており、日々パソコンやアプリケーションに関するさまざまな問い合わせや問題に対応しています。
PDFは日々の業務で必ず利用されるファイル形式であり、さまざまな問題が発生します。特に以下の問題が発生することが多々あります。
PDFをダブルクリックしても開かない・表示されない
Windows11のパソコンでPDFを開こうとダブルクリックしても開かない・表示されない問題が発生することがあります。
この問題は具体的に以下のような症状です。
- PDFファイルをダブルクリックしてもなにも反応がない
- エラーメッセージが表示され、PDFが開かれない
- 開いている途中から進まない
- PDFが開いても画面は真っ白
PDFが開かない原因
Windows11のパソコンでPDFが開かない原因は以下の通りです。
- Edgeの不具合
- Adobe Acrobat Readerの不具合、バージョンが古い
- PDFの既定のアプリが正しく設定されていない
- PDFが壊れている
- 必要なフォントパッケージがインストールされていない
これら各原因の対処方法について次項より詳しく解説していきます。
PDFが開かないときの対処方法
Windows11のパソコンでPDFが開けない時に私が実際に行っている対処方法は以下6つです。
- 異なるアプリケーションでPDFを開く
- PDFの既定のアプリを設定する
- Edgeで開けない場合:再起動、キャッシュクリア、設定の初期化
- Adobe Acrobat Readerで開けない場合:再起動、アップデート、再インストール
- PDFを再送してもらう
- フォントパッケージをインストールする
異なるアプリケーションでPDFを開く
すぐにPDFを開いて中身を閲覧したい場合は異なるアプリケーションでPDFを開くことがお勧めです。
正常なPDFが開けない場合は、PDFを開こうとしているアプリケーション側に問題があることが一番に考えられる。
Windows11ではデフォルトのPDFビューアーがEdgeになっています。そのためまずは以下の操作で対象のPDFをEdge以外のアプリケーションで開けるか確認してみましょう。
- 対象のPDFを右クリックする
- 表示されたメニューから[プログラムから開く]を選択し、Edge以外のアプリケーションを選択する
もしPDFを開くアプリケーションがインストールされてなければ、インストールしてから上記の操作を行ってください。
無料で利用できるPDFビューアーとしては「Adobe Acrobat Reader」や「PDF-XChange Editor」が多くのユーザーに使用されています。
PDFをダブルクリックしたら起動するアプリをEdgeから別のアプリに変更したい場合は既定のアプリ設定を変更します。詳しい変更方法については以下記事を参考にしてください。
PDFの既定のアプリを設定する
Windowsでは特定のファイルを開く際に、どのアプリでファイルを開くかの設定として「既定のアプリ」という設定項目があります。
この既定のアプリの設定で「.pdf」に対して正しく設定されないとPDFを正常に開くことができないです。
たとえばPDFに対応していないアプリが「.pdf」に紐づいていることでPDFが開けないこともあります。
既定のアプリでPDF「.pdf」を設定する手順は以下の通りです。
- タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択する
- 表示された設定画面の左側から「アプリ」を選択し、右ペインで「既定のアプリ」を選択する
- 表示された画面上に「ファイルの種類またはリンクの種類を入力してください」と記載された検索ボックスに「pdf」と入力する。その後表示された候補から「.pdf」をクリックする
- PDFの現在の既定のアプリが表示されるのでそれをクリックする
- 表示された「.pdfファイルの既定のアプリを選択する」から希望するアプリを選択して「既定値を変更する」をクリックする
上記の手順でブラウザーやAdobe、PDF-XChange Editorなどを既定のアプリに設定し、PDFが開けるようになったか確認してください。
Edgeで開けない場合:再起動、キャッシュクリア、設定の初期化
EdgeでPDFが開けない場合は以下の対処を行ってください。
- Edgeの再起動
- キャッシュの削除
- 拡張機能の無効化
- 設定のリセット
- Edgeの修復または再インストール
Adobe Acrobat Readerで開けない場合:再起動、アップデート、再インストール
Adobe Acrobat ReaderでPDFを開けない場合は以下の対処を行ってください。
- Adobe Acrobat Readerの再起動
- 最新版へのアップデート
- 保護モードの無効化
- 環境設定のリセット
- プラグインの無効化
- アプリの修復および再インストール
PDFを再送してもらう
ここまでに解説した方法でもPDFが開けない場合は、PDFが破損していることが考えられます。
メール添付による送信やインターネットからダウンロードした際に破損することがあります
相手から送られたPDFであれば再送信してもらうことを頼んでみてください。また最初から壊れている可能性もあるので、併せて相手側で問題なく開けるかも確認してもらいましょう。
フォントパッケージをインストールする
Adobe Acrobat ReaderでPDFを開いた際に以下のエラーが表示した場合は、フォントパッケージをインストールする必要があります。
このページを正しく表示するには、フォントパッケージが必要です。adobe.comからアドオンをダウンロードするには、「OK」をクリックしてください。インストールの完了後、新しくインストールしたフォントに依存するコンテンツを正しく表示するには、文書を閉じて開き直す必要があります。
このエラーはPDFにフォントが埋め込まれてなく、Adobe側で必要なフォントパッケージをインストールされていない場合に表示されます。
エラーを解決するためにはフォントパッケージをAdobe公式サイトからダウンロードします。詳しくは以下記事を参考にしてください。
EdgeでPDFが文字化けするときの対処方法
EdgeでPDFを開いた際に文字や記号が意味不明な記号に置き換わって表示される文字化けが起こることがあります。
文字化けが発生するとPDFの中身が理解できず、業務に支障が出ることが考えられます。
EdgeでPDFの文字化けが発生した場合でも、簡単な操作で解決できることがほとんどです。以下記事を参考にして対処してください。
まとめ
本記事「【Windows11】PDFが開かない・表示されないときの原因と対処法」はいかがでしたか。
ここでは以下の項目について解説してきました。
- Windows11でPDFが開けない問題について
- PDFが開けない原因
- PDFが開けないときの6つの対処方法
PDFは業務で頻繁に使うファイル形式です。中身が閲覧できないと業務に支障が出てくることもあります。
そのためPDFが開けない問題が発生しても落ち着いて迅速に対処できるよう、本記事で紹介した各手順を確認しておいてください。




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