【Outlook】「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)」エラーの解決
2021.11.17 /

本記事ではWindowsパソコンでOutlook起動時に「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)」のエラーが表示した際の解決方法について解説していきます。
このエラーはOutlookだけでなく、Office製品で突然発生するエラーです。
このエラーによりアプリケーションは起動不可になるため、早急に解決する必要があります。
解決方法さえ知っていればすぐに対処できるエラーですので、本記事を通して解決方法を覚えてください。
発生したエラーについて
WindowsパソコンでOutlookを起動した際に以下のエラーが発生することがあります。
アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)。[OK]をクリックしてアプリケーションを閉じてください

このエラーが発生してしまうと、Outlookが起動しない状態になります。またOutlookだけでなく、WordやExcelなどMicrosoft Office関連のアプリケーションでも同様のエラーが発生します。
このエラー「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)」の原因は、DLL(ダイナミックリンクライブラリ)の読み込みに失敗していることが起因しています。
DLL(ダイナミックリンクライブラリ)とは、Windowsにおけるプログラムファイルの一つで、アプリケーションの起動に必要な機能を保持したプログラム
Office製品でこのエラーはよく発生します。
私は社内SEをしていますが、月に数回の頻度でこのエラーの対処を行っています。
エラーの解決方法
「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)」のエラー表示が出たら、以下の順番で対応してみてください。
- パソコンの再起動
- セーフモードによる起動
- Officeプログラムの修復
- Office製品の再インストール
1.パソコンの再起動
このエラーに限らず、全般的にエラーが発生したら再起動をかけましょう。
多くのエラーが再起動で解決することがあります。
私の会社では、私に連絡する前にまずは再起動を行うようにと通達しています。
2.セーフモードによる起動
Outlookにはセーフモードという必要最低限のシステムで起動するモードがあります。
このセーフモードにより問題を修復してくれる可能性があります。
私はセーフモードで今回のエラーが修復されたことはまだありませんが、簡単にセーフモードを試すことができるのでトライしてみましょう。
Outlookをセーフモードで起動する方法は2つあります。
- Ctrlキーを押しながらOutlookを起動する
- 「ファイル名を指定して実行」に「outlook.exe /safe」を入力して実行

どちらかを試していただいて、Outlookが起動するか確認してください。
3.Officeプログラムの修復(クイック修復・オンライン修復)
Officeプログラムの修復を実施することで「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)」エラーが修復されます。
私はほとんどの場合でOfficeプログラムの修復でエラーが治っています。
Officeプログラムの修復にはクイック修復とオンライン修復の2種類があります。
以下に示す手順でクイック修復またはオンライン修復を実施できます。
- コントロールパネルを起動
- 「プログラムのアンインストール」を選択
- 「Microsoft 365 Apps」を選択>右クリック>変更をクリックする
- クイック修復またはオンライン修復を選択し「修復」ボタンを選択



クイック修復はインターネットに接続してなくても可能であり、比較的すぐに修復が完了します。
オンライン修復はインターネット接続が必須であり、修復には時間がかかります。
順番としてはクリック修復を試してみて、治らなければオンライン修復を実行してください。
4.Office製品(Outlook)の再インストール
もしここまでの方法でエラーが改善しなければ、Outlook(Office製品)をアンインストールし、再度インストールしてください。
それでも治らなければMicrosoftのサポートデスクに連絡した方がいいです。
まとめ
本記事「【Outlook】「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)」エラーの解決」はいかがでしたか。
Outlookが起動不可になると、仕事に大きな影響が出てしまいます。
すぐにエラーを解決できるように「Officeプログラムの修復」だけでも覚えておいてください。