【Edge】「パスワードが危険にさらされています」が表示時の対処:パスワードモニター
2021.06.22 /
本記事ではEdgeで「パスワードが危険にさらされています」や「パスワードが漏洩していることが検出されました」といったアラートが表示したときの対処方法などを解説していきます。
これらのアラート表示は、Edgeに新たに追加されたパスワードモニターによって表示されています。
これら表示がEdge上で出た場合、パスワードが漏洩している可能性が非常に高いです。
そのためこのような漏洩を知らせるポップアップが表示したら、速やかに対応をする必要があります。
速やかに対応できるように、対処方法やEdgeのパスワードモニターについて詳しく見ていきましょう。
漏洩したパスワードは公開されている
まずパスワードモニターについて解説する前に、みなさんが使っているログインで使用する資格情報の漏洩について解説していきます。
毎年数百万以上のログイン情報(IDやパスワード)は漏洩しています。
それら漏洩した情報は、実はオンライン、いわゆるダークウェブで公開されているのです。
ハッカーなど悪意を持った犯罪者は、この公開されているユーザー情報を用いて、アカウントの乗っ取りや不正アクセスを行います。
ほとんどのユーザーが1つのパスワードやIDを様々なサービスに使用しているため、1つが乗っ取られると、芋づる式に他のサービスも乗っ取られてしまいます。
自分の情報が公開されていないか確認するために、個人が逐一ダークウェブをチェックするのは現実的ではないですよね。
そこでMicrosoftはEdgeにパスワードモニターという新機能を追加しました。
Edgeの新機能:パスワードモニター
パスワードモニターとは
Microsoft Edgeは2021年上半期にリリースされた新バージョンにより、セキュリティ機能が大きく更新されました。
パスワードを生成してくれるパスワードジェネレーターや本記事で紹介するパスワードモニターといったセキュリティ機能が追加されました。
パスワードモニターはEdgeに保存されている資格情報が漏洩しているかどうかを定期的にチェックする優れた機能です。
ChromeやFirefoxには以前から同様の機能がありましたが、今回Microsoft Edgeにも追加されました。
パスワードモニターの機能
パスワードモニターはリークされた資格情報(ダークウェブから取得した情報)のデータベースと、Edgeブラウザーに保存されたパスワードを比較・チェックを行います。
そしてパスワードの漏洩が検出された場合、ユーザーにパスワードが漏洩している可能性を通知するためにポップアップ画面を表示します。
パスワードモニターのページから、漏洩している可能性があるパスワードの一覧を確認できます。
下記アドレスからパスワードモニターのページへアクセルできます。
edge://settings/passwords/PasswordMonitor
このページにパスワードが表示していた場合、漏洩している可能性が高いので速やかに変更をしてください。
パスワードモニター:ポップアップアラートの種類
パスワードモニターがパスワードの漏洩を通知するアラートは2種類あります。
- パスワードが漏洩していることが検出されました
- パスワードが危険にさらされています
このうちどちらが表示しても、速やかにパスワードを変更する必要があります。
ポップアップで表示する2種類のアラートについて下記で詳しく説明します。
パスワードが漏洩していることが検出されました
漏洩しているパスワードなどの資格情報が保存されたデータベースと、Edgeに保存された資格情報は定期的に比較されます。
定期的に行われるパスワードチェックで漏洩が検出されると次のような通知が表示されます。
この通知が表示されましたら、「詳細の表示」をクリックして、漏洩したパスワードのサイトを確認して、パスワード変更の対応を速やかに行いましょう。
パスワードが危険にさらされています
パスワード漏洩の可能性があるWebサイトにアクセスすると以下のような通知がポップアップ表示します。
アクセスしたWebサイトにログインするための資格情報が漏洩している可能性があるため、速やかにパスワード変更を行いましょう。
まとめ
本記事「【Edge】「パスワードが危険にさらされています」が表示時の対処:パスワードモニター」はいかがでしたか。
いきなり「パスワードが漏洩しました」という通知が表示して驚いた方も多いと思います。
ですが焦らずに、速やかにパスワードを変更しましょう。
パスワードモニターによる通知を無視してしまうと、取り返しのない結果につながる可能性もありますので、面倒くさくてもパスワード変更を必ずしましょう。