【Outlook】送信したメールを編集して再送信する方法

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【Outlook】送信したメールを編集して再送信する方法

記事ではMicrosoftのOutlookにおける、送信したメール編集して再送信する方法について解説していきます。

一度送信したメールを再送信する場面はビジネスでは頻繁にあります。その都度「転送」や「返信」を行って件名から「RE:」を消したり、本文からヘッダー情報を削除するのは手間がかかります。

Outlookには「再送信」機能が備わっており、これは過去に送ったメールを送信する直前の内容で新しいメールとしてメール作成ウィンドウを開く機能です。

本記事を通して、Outlookで送信したメールの再送信する方法について理解を深めてください。

ここではMicrosoft 365による最新のOutlookを利用しています。

Microsoft用語の確認

Microsoft 365とはMicrosoft社が提供しているOfficeアプリケーション(Outlook、Word、Excel、SharePoint、PowerPointなど)やサービスを利用できるサブスクリプション(月額課金制)のクラウドサービスです

2025.12.04 記事を追記・修正いたしました

Outlook:再送信とは

受信トラブルにより一度送信したメールを同じ相手に再送信することや、全く別の相手に同一のメールを送信するといったことはビジネスの現場ではよくあります。このような場面で活躍する機能が「再送信」機能です。

Outlookの再送信機能を利用することで、一度送ったメールを同じ内容で、新規メールとして編集・送信することができます。

POINT

再送信機能でメールを再送する際に、送信先の変更や内容の変更、添付ファイルの追加などすることができます。

より詳しく説明すると、再送機能では「転送」や「返信」と異なり件名に「RE:」や「FW:」は付かないです。また前のメッセージのヘッダー情報(送信者、日付など)をメール本文に追加することもないです。つまりメールを送信する直前の状態から編集や再送信が可能であるということです。

わざわざ件名から「RE:」を消したり、本文からヘッダー情報を削除するといった手間が省けます。

注意点

Web版Outlookでは再送機能は利用できません。送信済みメールの再送はインストール版Outlookのみで利用可能です

Outlookの再送信機能を利用する場面としては次のようなケースが想定されます。

  • 相手がメールを受け取っておらず、同じメールを再送するとき
  • 送信したメールを同じ内容で別の相手に送信したいとき
  • 転送メールと相手に気づかれたくないとき

ほんの一部ですが上記のようなケースで再送機能を利用することがあります。

送信したメールの保存場所:送信済みアイテム

一度送信したメールを再送信するには、送信したメールを探す必要があります。なのでまず送信したメールがどこに保存されるか解説します。

Outlookでは送信したメールはすべてフォルダーウィンドウにある「送信済みアイテム」に保存されます。

Outlook:送信済みアイテム

そのため送信したメールを再送信する場合は、まず「送信済みアイテム」から対象の送信メールを探してください。

注意点

送信したメールが「送信トレイ」に保存されると勘違いしている方が少なからずいます。送信トレイにはこれから送信するメールを保管する場所であり、送信済みのメールは「送信済みアイテム」に保存されます。

送信したメールが「送信済みアイテム」に保存されていない場合は以下記事を参考にして、保存されない問題を解決してみてください。

送信したメールを再送信する方法

送信したメールを再送信する方法は従来のOutlook(Outlook classic)と新しいOutlook(Outlook new)で若干異なります。

各バージョンのOutlookで再送信する方法を解説していますので、現在使用しているOutlookでの方法をご確認ください。

従来のOutlook(classic)での再送信する方法

従来のOutlook(classic)で送信したメールを再送信する方法は以下の通りです。

  1. フォルダーウィンドウから「送信済みアイテム」をクリックし、対象のメールをダブルクリックして別ウィンドウで表示させる
  2. メッセージタブ内にある「移動」>「アクション」>「このメッセージを再送」をクリックする
  3. Outlook:メッセージタブ内にある「移動」>「アクション」>「このメッセージを再送」をクリック
  4. 再送信用のメールウィンドウが開く

上記の操作でメールウィンドウが開いたら、本文を編集したり、宛先を追加などして送信することができます。

新しいOutlook(new)での再送信する方法

新しいOutlook(new)で送信したメールを再送信する方法は以下の通りです。

  1. フォルダーウィンドウから「送信済みアイテム」をクリックし、対象のメールをダブルクリックして別ウィンドウで表示させる
  2. 開いたメッセージの上部にあるメニューバーの右側にある「その他のオプション(…)」をクリックする
  3. Outlook:「その他のオプション(…)」をクリック
  4. プルダウンで表示されたメニューから「メッセージの再送信」を選択する
  5. Outlook:「メッセージの再送信」を選択
  6. 再送信用のメールウィンドウが開く

新しいOutlookでは上記の流れで再送信することができます。

メニューバーを展開している場合は、次図のように「メッセージの再送信」がアイコンで大きく表示されています。

Outlook:「メッセージの再送信」がアイコンで大きく表示

クイックアクセスツールバーに追加する

クイックアクセスツールバーに再送を登録して、即座に送信済みメールの再送ウィンドウを表示できるようにしてみましょう。

Outlook:クイックアクセスツールバー
Outlook用語の確認

クイックアクセスツールバーとはリボン内のボタンを登録・表示させる表示域のことです。使用頻度の高いボタンを登録しておくことで、素早くその機能を実行することができます

再送をクイックアクセスツールバーに登録する方法は以下の通りです。

  1. フォルダーウィンドウから「送信済みアイテム」をクリックし、送信済みメールをダブルクリックして別ウィンドウで表示させる
  2. メッセージタブ内にある「移動」>「アクション」>「このメッセージを再送」を表示して右クリックする。表示されたメニューから「クイックアクセスツールバーに追加」を選択する
  3. Outlook:メッセージタブ内にある「移動」>「アクション」>「このメッセージを再送」を表示して右クリックする。表示されたメニューから「クイックアクセスツールバーに追加」を選択

上記の流れで「このメッセージを再送」がクイックアクセスツールバーに追加されます。

Outlook:再送がクイックアクセスツールバーに追加

クイック操作に追加する方法も考えましたが、再送に適したアクションがなかったためクイックアクセスツールバーに追加するのが最善かと思います。

Outlook用語の確認

クイック操作とは事前に登録していた複数のアクションを1度の操作で実行できる機能です。クイック操作を利用することで、メールの仕分けやメールの作成・転送といった操作を時短できるようになります。

まとめ

本記事「【Outlook】送信したメールを編集して再送信する方法」はいかがでしたか。

ここでは以下の項目について解説してきました。

  • Outlookの再送信機能について
  • 送信したメールの保存場所
  • 送信したメールを再送信する方法(従来のOutlookと新しいOutlook)
  • クイックアクセスツールバーに追加する方法

再送機能を上手に使うことで、業務を効率的に進めることができます。せひ実際の業務で適宜利用してみてください。

Outlookにはその他にも様々な便利な機能が備わっています。以下Outlookのまとめ記事では仕事に役立つ機能をたくさん紹介しています。ぜひご覧いただき、ご自身の仕事に役立つ機能を見つけてみてください。