【Teams】動きが重い・遅いときの原因と8つの対処方法
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本記事ではMicrosoftのTeamsにおける、動きが重い・遅いときの原因と対処方法について詳しく解説していきます。
Teamsを利用していると「動作が重くなった」「最初と比べて動きが遅い気がする」「会議になると画面がカクカクする」といった症状がでることがあります。
Teamsは業務の中で中心的なアプリケーションの一つであり、動作が重くなると作業効率の低下につながります。
そのためTeamsの動作がおかしいなと感じたらすぐに対処することがお勧めです。簡単にできる対処方法もあるので、すぐに試していただけます。
本記事を通して、Teamsの動きが重い・遅いときの原因と対処方法について理解を深めてください。
ここではMicrosoft 365による最新のTeamsを使用しています。
Microsoft 365とはMicrosoft社が提供しているOfficeアプリケーション(Outlook、Word、Excel、SharePoint、PowerPointなど)やサービスを利用できるサブスクリプション(月額課金制)のクラウドサービスです
Teams:動きが重い・遅い問題について
私は社内SE(システムエンジニア)として働いており、日々パソコンやアプリケーションに関するさまざまな問題や問い合わせに対応しています。
社内ではコミュニケーションツールとしてTeamsを使用しており、このTeamsで次のような問題が発生することがあります。
- Teamsの動きが重い
- スクロールがとても遅い
- 画面の切り替えに時間がかかる
- メッセージの読み込みやメッセージの送信に時間がかかる
Teamsでは上記のようないつもより反応が遅い・操作がスムーズに進まない状態、いわゆる動作が重い状態になることがあります。
多くの企業ではTeamsがコミュニケーションの中心となっているため、Teamsの動きが重いと仕事に影響が出ることが考えられます。
そのためTeamsの動きが遅いなと感じたら、すぐに対処することが望ましいです。
Teamsで最新のチャットが表示されない問題
Teamsの動作が遅いことで最新のチャットがなかなか表示されないことがありますが、別の要因で最新のチャットが表示されていないこともあります。
いくら待っても最新のチャットが表示されない場合は、以下記事で紹介している対処を行ってみてください。
Teamsの動きが重い原因
Teamsの動きが重い・遅い場合、以下の原因が考えられます。
- キャッシュが壊れている
- メモリやCPUのリソースが不足している
- ディスクの空き容量が少ない、読み書きのスピードが遅い
- バックグラウンドで更新プログラムが走っている
- インターネットが遅い
- Teamsアプリの一時的な不具合
- Microsoftのサーバー側に問題が発生している
上記の原因に対する対処方法を次項より解説していきます。
Teamsの動きが重いときの対処方法
Teamsの動きが重い・遅いときの対処方法は以下の通りです。
- Teamsアプリの再起動
- パソコンの再起動
- Teamsのキャッシュ削除
- Teamsアプリの更新
- ネットワークの確認
- ビデオ設定の変更(ビデオ会議で動きが重くなる場合)
- Teamsアプリの修復
- Teamsアプリの再インストール
Teamsアプリの再起動
Teamsは使用しているとキャッシュが溜まり、またメモリの使用量も増えます。これらが原因で動きが重くなっている可能性が考えられます。
そこでTeamsアプリを再起動することで、キャッシュがリセットされ、メモリも解放されるため動作が改善することが見込めます。
以下の流れでTeamsアプリの再起動を行ってください。
- タスクバーからTeamsアイコンを探す
- Teamsアイコンを右クリックして「終了」を選択する
- Teamsを再度起動する
パソコンの再起動
Teamsアプリの再起動で改善しなければパソコンの再起動を行ってみてください。
パソコンを再起動することでメモリはすべて解放され、バックグラウンドで走っているプロセスやアプリも初期化されます。
会社のスタッフでパソコンやアプリでなにか問題が発生したら、まずはパソコンの再起動をお願いしています。再起動するだけで多くの問題は修復されることがあります。
もしパソコンを起動し続けているという場合は、パソコンの再起動で改善する可能性は高いです。
Teamsのキャッシュ削除
キャッシュとはデータを一時的に保存する領域であり、次に利用する際に高速に表示・処理できるようにします。
キャッシュはさまざまなアプリケーションで使われている仕組みであり、Teamsでも「チャット履歴」「画像」「設定」などをキャッシュとして保存しています。
Teamsは大量のキャッシュを保存しており、これにより動作の高速化を実現しています
しかしこのキャッシュが壊れることでTeamsの動作が重くなる・遅くなることがあります。
しかしこのキャッシュが壊れることでTeamsの動作が重くなる・遅くなることがあります。
Teamsでキャッシュを削除する方法については以下記事を参考にしてください。
Teamsアプリの更新
Teamsアプリは定期的に新しいバージョンが公開されます。Teamsの更新には「動きが重い」「メッセージの更新に時間がかかる」「フリーズする」といった不具合の修正も含まれます。
そのため最新のバージョンにTeamsを更新することで問題が改善することが考えられます。
通常Teamsアプリは自動的に更新されます。ですがなにかしらの原因で更新されないこともあるため、念のため手動での更新も試してください
Teamsアプリの更新方法は以下の通りです。
- 画面右上のプロフィール画像の横にある「…(設定など)」をクリックし、表示されたメニューから「設定」を選択する
- 表示された[設定]画面から「Teamsについて」を選択する
- アップデートの有無の検索が始まります。更新があれば[バージョン]項目に表示されるので、「今すぐ更新」をクリックする
上記の流れでTeamsの更新が実行されます。また次図のように「…(設定など)」をクリックして表示されるメニュー画面に「Teamsを更新して再起動する」という項目がある場合、ここをクリックして更新を実行してください。
ネットワークの確認
Teamsは常にインターネット通信を行っています。そのためネットワークに異常があると次のような問題が起こります。
- 最新のメッセージが受け取れない
- Teams電話の音声が乱れる
- 会議の画面がフリーズする
ネットワークの問題により発生するこのような症状で、Teamsが重い・動きが遅いと感じる人も多くいます。
そのためネットワークに問題がないか、インターネットに正常に接続されているかなどを確認してください。
ビデオ設定の変更(ビデオ会議で動きが重くなる場合)
Teamsのビデオ会議中で動きが重くなる場合、Teamsのビデオ設定を変更することで問題が解決する可能性が高いです。
ビデオ会議でさまざまな処理が有効になっていると、パソコンへの負荷が非常に大きくなります。これがTeamsの動作が重くなる原因となるのです。
オフにすることで動作が軽くなるビデオは以下の設定です。
- 背景のぼかしや画像
- 超解像度
Teams会議の背景のぼかしや画像の設定については以下記事をご参照ください。
超解像度はTeamsの設定で「デバイス」<[ビデオ]項目内にあるので、こちらからオフにしてください。
Teamsアプリの修復
ここまでの対応をしても効果がない場合は、Teamsアプリ自体に問題があることが考えられます。
Teamsアプリのプログラムを直すため、以下の流れでOFFICEプログラムの修復(クイック・オンライン)を実施してみてください。
- コントロールパネルを起動する
- 「プログラムのアンインストール」を選択する
- 「Microsoft 365 Apps」を選択>右クリック>変更をクリックする
- クイック修復またはオンライン修復を選択し、「修復」を選択する
順番としてはクイック修復を実行し、改善しなかったらオンライン修復を行う流れで試してみてください。
Teamsアプリの再インストール
Teamsアプリを完全に入れ替える手段として、Teamsアプリの再インストールも有効です。
再インストールの流れとしてはTeamsアプリのアンインストールを行い、その後MicrosoftのサイトからTeamsを再インストールします。
Teamsアプリの再インストールの詳しい方法については以下記事を参考にしてください。
まとめ
本記事「【Teams】動きが重い・遅いときの原因と8つの対処方法」はいかがでしたか。
ここでは以下の項目について解説してきました。
- Teamsの動きが重い・遅い問題について
- Teamsの動きが重い原因
- Teamsの動きが重いときの8つの対処方法
Teamsの動きが重くなる原因はさまざまです。しかしここで紹介した8つの対処方法を順番に行うことで、ほとんどの場合で修復することができます。
Teamsの遅さは仕事のストレス増加にもつながりますので、快適にTeamsを使えるようにぜひ試してみてください。
Teamsには様々な便利な機能が備わっています。以下Teamsのまとめ記事では仕事に役立つ機能を紹介しています。ぜひご覧いただき、ご自身の仕事に役立つ機能を見つけてください。






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