【Outlook】Googleカレンダーを同期(連携)する方法

2024.02.12 /

【Outlook】Googleカレンダーを同期(連携)する方法

記事ではMicrosoftのOutlookにおける、Outlookの予定表にGoogleカレンダー同期連携)する方法について解説していきます。

仕事の予定はOutlook、プライベートはGoogleカレンダーと分けている場合、予定を調整する際に2つのカレンダーを見比べる必要がありますがこれでは予定の調整が難しいです。

OutlookはGoogleカレンダーと互換性があるためGoogleカレンダーの予定を同期することが可能です。これによりOutlookの予定表1つで両方の予定を確認できるようになります。

本記事を通して、Outlookの予定表にGoogleカレンダーを同期する方法について理解を深めてください。

ここではMicrosoft 365による最新のOutlookを使用しています。

Microsoft用語の確認

Microsoft 365とはMicrosoft社が提供しているOfficeアプリケーション(Outlook、Word、Excel、SharePoint、PowerPointなど)やサービスを利用できるサブスクリプション(月額課金制)のクラウドサービスです

Outlook:Googleカレンダーを同期(連携)するとは

Outlookにはメール機能だけでなく予定表(カレンダー)の機能も備わっています。Outlookの予定表は日々のスケジュール管理や会議の予約、イベントの計画などに利用できるスケジュール管理ツールです。

Outlookを利用しているユーザーの多くが予定表機能を使ってスケジュール管理を行っています。

POINT

Teamsで登録した会議スケジュールはOutlookの予定表に自動的に連携されます

Outlookの予定表はほかのカレンダー機能との互換性があります。そのため異なるプラットフォームで登録しているスケジュールを一元管理したい場合に便利です。Outlookでは多くのユーザーが利用しているGoogleカレンダーとも互換性があります。

IT用語の確認

GoogleカレンダーとはGoogleが提供するスケジュール管理サービスです。

例えば仕事の予定はOutlookの予定表、プライベートの予定はGoogleカレンダーに入れている、という方もいます。このような場合にOutlookでGoogleカレンダーと同期することで、仕事とプライベートの両方のスケジュールをまとめて管理できるようになります。

Outlookに同期したGoogleカレンダーは組織内のユーザーに公開されることはないので安心して同期してください。

カレンダーを共有する方法

Outlookの予定表ではカレンダーを他のユーザーと共有して、メンバー間でスケジュールを公開・管理できます。

共有するユーザー毎に権限を設定が可能であり、「閲覧のみ」や「編集可能」と細かく設定できます。

カレンダーを他のユーザーと共有する方法について詳しくは以下記事をご参照ください。

Outlook:Googleカレンダーを同期(連携)する方法

以下の流れでOutlookにGoogleカレンダーを同期します。

  • GoogleカレンダーからiCal形式の非公開URLを取得
  • Outlookの予定表に取得した非公開URLを追加

GoogleカレンダーからiCal形式の非公開URLを取得

OutlookでGoogleカレンダーを同期してスケジュールを表示するには、まずブラウザーでGoogleカレンダーを開き、iCal形式の非公開URLを取得します。

GoogleカレンダーからiCal形式の非公開URLを取得する方法は以下の通りです。

  1. ブラウザーでGoogleカレンダーを開く
  2. 画面右上にある「設定」アイコンをクリックして、表示されたメニューから「設定」を選択する
  3. Googleカレンダー:「設定」アイコンをクリックして、表示されたメニューから「設定」を選択
  4. 画面左側のメニューからOutlookと同期したいカレンダーを選択する
  5. Googleカレンダー:画面左側のメニューからOutlookと同期したいカレンダーを選択
  6. 展開されたメニューから「カレンダーの統合」を選択する
  7. Googleカレンダー:展開されたメニューから「カレンダーの統合」を選択
  8. カレンダーの統合欄にある「iCal形式の非公開URL」から「クリップボードにコピー」アイコンをクリックして非公開URLを取得する
  9. Googleカレンダー:カレンダーの統合欄にある「iCal形式の非公開URL」から「クリップボードにコピー」アイコンをクリックして非公開URLを取得

上記の流れでGoogleカレンダーからiCal形式の非公開URLを取得できます。

Outlookの予定表に取得した非公開URLを追加

取得した非公開URLをOutlookの予定表に追加することでGoogleカレンダーの予定をOutlookで閲覧できるようになります。

デスクトップ版のOutlookで非公開URLを追加してGoogleカレンダーを表示する方法は以下の通りです。

  1. Outlookで予定表を表示する
  2. 予定表の画面から「個人用の予定表」を右クリックして表示されたメニューから「予定表の追加」<「インターネットから」を選択する
  3. Outlook:予定表の画面から「個人用の予定表」を右クリックして表示されたメニューから「予定表の追加」<「インターネットから」を選択
  4. 表示された「新しいインターネット予定表購読」に取得した非公開URLを貼り付けて「OK」をクリックする
  5. Outlook:「新しいインターネット予定表購読」に取得した非公開URLを貼り付けて「OK」をクリック

Web版のOutlookでは以下の流れでGoogleカレンダーを追加できます。

  1. Web版Outlookにアクセスして予定表を開く
  2. 予定表を追加をクリックする
  3. Outlook:予定表を追加をクリック
  4. 表示された画面から「Webから定期受信」を選択する
  5. Outlook:表示された画面から「Webから定期受信」を選択
  6. 表示された「Webから定期購読」画面に「非公開URL」、「カレンダー名」、「追加するリストの選択」を行い「インポート」をクリックする
  7. Outlook:表示された「Webから定期購読」画面に「非公開URL」、「カレンダー名」、「追加するリストの選択」を行い「インポート」をクリック

上記の流れで個人の予定表内にGoogleカレンダーが追加されます。

Outlook:Googleカレンダーが追加される
注意事項

この方法で表示されたGoogleカレンダーでは予定の閲覧はできますが、予定の変更や追加、削除といった操作はできません

Googleカレンダーの同期を解除する方法

OutlookからGoogleカレンダーの同期を解除する場合は、予定表から対象のGoogleカレンダーを右クリックし、表示されたメニューから「予定表の削除」を選択します。

Outlook:Googleカレンダーを削除

上記の操作でOutlookの予定表からGoogleカレンダーの同期を解除できます。

まとめ

本記事「【Outlook】Googleカレンダーを同期(連携)する方法」はいかがでしたか。

仕事用とプライベートでスケジュール管理サイトを分けている場合は、1つのサイトで両方を閲覧できるようにすることをお勧めします。

Outlookを業務で利用している方は本記事で紹介した方法でGoogleカレンダーを同期してみてください。

この他にもOutlookには様々な便利な機能が備わっています。以下Outlookのまとめ記事では仕事に役立つ機能をご紹介しています。ぜひご覧いただき、ご自身の仕事に役立つ機能を見つけてください。