【Microsoft365】Business Standardとは：価格や利用できる機能一覧

2023.09.04 / 2023.09.04

本記事ではMicrosoft365における、Business Standardについて詳しく解説していきます。

Microsoft365はOfficeアプリケーションや様々なサービスを利用できるサブスクリプションのサービスです。

一般法人（中小企業）がMicrosoft365を利用する場合、Microsoft365 Businessの4プランから１つ選択します。Business Standardプランは4プランの中で真ん中に位置するプランでBasicの上位プランです。

Microsoft365 Business Standardの価格や利用できる機能一覧、Business Basicとの違いなどについて理解を深めていただき、契約するプランを決める際の参考にしてください。

Microsoft365 Business

Microsoft365 Businessとは

Microsoft365 BusinessはMicrosoft社が提供している様々なアプリケーションが利用できるサブスクリプションのサービスです。Microsoft365 BusinessではTeamsやOutlook、Word、Excel、PowerPointなど業務で欠かせないOfficeアプリケーションやその他サービスが利用可能です。

Microsoft365 BusinessはMicrosoft365の一般法人向け、特に中小企業向けのプランです。Microsoft365には「個人および家庭向け」「一般法人向け」「大企業向け」の３つのカテゴリーに分かれており、大企業にはMicrosoft365 F3、E3、E5というプランが用意してあります。

Microsoft365について詳しくは以下記事をご参照ください。

中小企業と大企業を分けるポイントとしては、利用するユーザー数が300ユーザーいるかどうかです。Microsoft365 Businessでは最大300ユーザーまでが利用できるため、300ユーザー以上である場合は大企業向けのプランを利用してください。

Microsoft365 Businessには4種類のプランが用意されており、利用者の用途や予算によって合うプランを選ぶことができます。Microsoft365 Businessのプランは以下の通りです。

Microsoft365 Business Basic
Microsoft365 Business Standard
Microsoft365 Business Premium
Microsoft365 Apps for business

注意点

Microsoft365 Businessは一般法人向けのサービスです。個人で契約して利用することも可能ですが、個人利用の場合はMicrosoft365 BasicやMicrosoft365 Personalの利用をお勧めします

Microsoft365 Businessの各プランの価格

Microsoft365 Businessの各プランの価格（2023年9月現在）は以下の通りです。

プラン名	価格
Business Basic	750円（１ユーザー／月）
Business Standard	1,560円（１ユーザー／月）
Business Premium	2,750円（１ユーザー／月）
Apps for business	1,030円（１ユーザー／月）

Business Standardはスタンダードという名前の通り、真ん中の価格帯のプランとなっています。

仕事で利用する上で、申し分のない機能がBusiness Standardでは利用できます。Standardプランで利用できる機能については次項より解説していきます。

Microsoft365 Business Standard

Microsoft365 Business Standardとは

Microsoft365 Business BasicはMicrosoft365 Businessの中では真ん中に位置するプランです。ビジネスで使用する上で、基本このプランであれば困ることはないでしょう。

Microsoft365の公式サイトではBusiness Standardがお勧めプランとなっています。

Microsoft365 Business Standardの機能一覧

Microsoft365 Business Standardで利用できる機能やサービスは以下の通りです。

Business Standardで利用できる機能とサービス一覧

Officeアプリケーション（Outlook、Teams、Excel、Word、PowerPoint、OneDrive、SharePoint）
デスクトップ版のOfficeアプリケーション
Exchange Online
Forms、Lists、Planner、Planner、Bookingsといったプロジェクト管理ツール
ウェビナーやAccess、Publisher
１TBのクラウドストレージ
電話またはWebによるサポート
所有しているドメインを利用した法人メールアドレスの作成
50GBのメールボックス
1ライセンスで5台のモバイル、タブレット、パソコンデバイスで利用可能

ユーザー1人あたり１TBものクラウドストレージが提供され、OneDriveでファイルの保存や共有に余裕が持てます。

Business StandardはWindows11、10、8.1に対応しており、macOSは新しい順に３つのバージョンに対応しています。

パソコンでデスクトップ版のOfficeアプリケーション（Outlook、Word、Excelなど）をインストールして利用することができ、１TBもの大容量のストレージを持ち、Exchange Onlineにより組織内のメンバーでメールや予定表の共有ができるため、ビジネスでは申し分ない機能が提供されていると言えます。

Microsoft用語の確認

Exchange OnlineとはMicrosoftが提供している電子メールやカレンダー、連絡先などをクラウドベースで利用できるサービスです。Exchange Onlineには様々な業務で役立つ機能（予定表の共有、共有メールボックス、大容量のメールボックスなど）が備わっています

Microsoft365 Business StandardとBasicの違い

Microsoft365 Businessを契約する場合、Microsoft365 Businessの中間プランであるStandardと最も安価なプランであるBasicで悩まれる方が多いです。

Business Basicについて詳しくは以下記事を参考にしてください。

StandardはBasicと比べると月約800円（年約9,600円）高くなります。毎月の値段が上がる分だけ、利用できるサービスは良くなります。

最も大きな違いとしては、Standardプランではデスクトップ版のOfficeアプリケーション（Outlook、Excel、Word、PowerPointなど）をインストールして利用できます。Web版だけでも仕事をこなすことができますが、利便性を考えるとデスクトップ版のアプリが利用できる方が断然いいです。

例えばOutlookでいうと、Web版のみだとインターネットの接続が必ず必要ですが、デスクトップ版OutlookではExchange OnlineのExchangeキャッシュモードによりオフラインでも過去に受信・送信したメールが閲覧できます。

Exchangeキャッシュモードとは

Exchangeキャッシュモードとは送受信したメールデータをパソコンのローカルに保存し、メールへのアクセスを早くしたり、オフラインでもメールの閲覧を可能にする機能です。

Exchangeキャッシュモードが有効の場合はローカルにメールデータを保存しているため、メールの表示や検索の速度は段違いに早いです。