【Microsoft365】Business Basicとは:価格やStandardとの違いについて
2023.09.03 /
本記事ではMicrosoft365における、Business Basicについて詳しく解説していきます。
Microsoft365はビジネスで欠かせないOfficeアプリケーションを利用するためのサブスクリプションのサービスです。
一般法人(中小企業)がMicrosoft365を利用する場合、Microsoft365 Businessの4プランから1つ選択します。Business Basicプランは4プランの中でも最も安価なプランです。
Microsoft365 Business Basicの価格や、よく比較対象となるStandardとの違いについて確認していただき、ご自身に合ったプランを見定めてください。
ぜひ本記事を通して、Microsoft365 Business Basicについて理解を深めてください。
Microsoft365 Business
Microsoft365 Businessとは
Microsoft365 BusinessはMicrosoft社が提供している様々なアプリケーションが利用できるサブスクリプションのサービスです。Microsoft365 BusinessではTeamsやOutlook、Word、Excel、PowerPointなど業務で欠かせないOfficeアプリケーションやその他サービスが利用可能です。
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Microsoft365 BusinessはMicrosoft365の一般法人向け、特に中小企業向けのプランです。Microsoft365には「個人および家庭向け」「一般法人向け」「大企業向け」の3つのカテゴリーに分かれており、大企業にはMicrosoft365 F3、E3、E5というプランが用意してあります。
Microsoft365について詳しくは以下記事をご参照ください。
Microsoft365とは:どのようなサービスかわかりやすく解説
中小企業と大企業を分けるポイントとしては、利用するユーザー数が300ユーザーいるかどうかです。Microsoft365 Businessでは最大300ユーザーまでが利用できるため、300ユーザー以上である場合は大企業向けのプランを利用してください。
Microsoft365 Businessには4種類のプランが用意されており、利用者の用途や予算によって合うプランを選ぶことができます。Microsoft365 Businessのプランは以下の通りです。
- Microsoft365 Business Basic
- Microsoft365 Business Standard
- Microsoft365 Business Premium
- Microsoft365 Apps for business
Microsoft365 Businessは一般法人向けのサービスです。個人で契約して利用することも可能ですが、個人利用の場合はMicrosoft365 BasicやMicrosoft365 Personalの利用をお勧めします
Microsoft365 Businessの各プランの価格
Microsoft365 Businessの各プランの価格(2023年9月現在)は以下の通りです。
プラン名 | 価格 |
---|---|
Business Basic | 750円(1ユーザー/月) |
Business Standard | 1,560円(1ユーザー/月) |
Business Premium | 2,750円(1ユーザー/月) |
Apps for business | 1,030円(1ユーザー/月) |
Business Basicが最も安価なプランです。価格が高いプランになることで、利用できるサービスが増えたり、セキュリティレベルが高くなります。
Microsoft365 Business Basic
Microsoft365 Business Basicとは
Microsoft365 Business BasicはMicrosoft365 Businessの中で最も安価で簡易的なプランです。だからといってビジネスで利用するには不十分というわけではありません。
Microsoft365 Business BasicはOffice365 Business Essentialから改称されたプランです。Business Basicに含まれるサービスは以下の通りです。
- Teams、OneDrive、SharePoint、Exchange、OneNoteといったクラウドサービス
- Web版またはモバイル版のOutlook、Word、Excel、PowerPoint
- Forms、Lists、Planner、Planner、Bookingsといったプロジェクト管理ツール
- 1TBのクラウドストレージ
- 電話またはWebによるサポート
- 所有しているドメインを利用した法人メールアドレスの作成
Basicプランではパソコンにインストールして利用できるデスクトップ版Officeアプリケーション(Outlook、Word、Excelなど)はインストールできません。デスクトップ版を利用したい方はStandardプラン以上を契約してください
法人として活動している方は所有しているドメインから、独自のメールアドレスを使用することが可能です。
これだけのサービスが含まれていて月額750円は非常に魅力的な価格かと思います。例えばExchange Onlineは単体プランで月額500円もかかります。もしExchange Onlineの利用を考えている方は単体プランで契約するのではなく、Microsoft365 Business Basicを利用することをお勧めします。
Microsoft Exchange Onlineとは
Exchange OnlineとはMicrosoftが提供している電子メールやカレンダー、連絡先などをクラウドベースで利用できるサービスです。
Exchange Onlineの大きな特徴として電子メールやカレンダーなどのデータはクラウド上にホストされているため、ユーザーはどこからでも様々なデバイスからメールやカレンダーなどにアクセスできます。
またExchange Onlineには様々な業務で役立つ機能(予定表の共有、共有メールボックス、大容量のメールボックスなど)が備わっています。Exchange Onlineについて詳しくは以下記事をご参照ください。
【Outlook】Exchange Onlineとは:特徴やExchange Serverとの違い
Business Basicのメリット
Microsoft365 Business Basicのメリットは以下の通りです。
- 価格が安価
- 最新のOfficeアプリケーションが利用可能
- 1TBという大容量のクラウドストレージが使用可能
- パソコンやスマートフォン、タブレットなど様々なデバイスで利用可能
- 1ユーザーで5台までのデバイスで利用可能
- 社員同士のコミュニケーションが円滑になる
- テレワークに必要な環境が提供される
上記のメリットからわかるように、ビジネスで十分に利用できるプランとなっています。
Business Basicのデメリット
Microsoft365 Business Basicのデメリットは以下の通りです。
- サーバーダウンなどの障害発生時はサービスの利用が不可
- 障害の復旧はMicrosoft頼み
- 上位プランよりもセキュリティレベルは低い
- Officeアプリケーションのデスクトップ版が利用できない
- ウェビナーやPublisher、Accessが利用できない
- 頻繁に実施されるアップデートでユーザーインターフェースが突然変更される
Microsoft365 Business BasicとStandardの違い
Microsoft365の契約を考えている方でMicrosoft365 Business BasicとStandardのどちらのプランにするかで考えている人が多いです。
Microsoft365 Business StandardはBasicに比べて月額が約800円高くなります。その分利用できるサービスは増えます。Basicの内容はすべて利用でき、かつOfficeアプリケーション(Excel、Word、PowerPoint、Outlook)のデスクトップ版アプリをパソコンにインストールして利用ができるようになります。
またオンラインでセミナーなどを開催する機能である「ウェビナー」はStandardから利用できます。AccessとPublisherといったWindows専用アプリケーションもStandardプランからの利用となります。
- 料金が月約800円Standardの方が高い
- Word、Excel、Outlook、PowerPointのデスクトップ版アプリがStandardではインストール可能
- ウェビナーやAccess、PublisherがStandardでは利用可能
BasicとStandardの大きな違いとしては上記3つだけです。Officeアプリケーションのデスクトップ版アプリが利用したい方はStandard、Webとモバイル版で問題ない場合は安価なBasicでいいかと思います。
Business Standardについて詳しくは以下記事をご参照ください。
【Microsoft365】Business Standardとは:価格や利用できる機能一覧
まとめ
本記事「【Microsoft365】Business Basicとは:価格やStandardとの違いについて」はいかがでしたか。
Microsoft365 Business BasicやStandard、その他のライセンスについて理解を深め、ご自身に合ったプランを契約するようにしてください。