【Windows11】スクリーンショットの取り方:ショートカットキーや保存先について

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Windows11でのスクリーンショットの取り方

記事ではWindows 11における、スクリーンショット取り方やショートカットキー、保存先について詳しく解説していきます。

スクリーンショットとは端末のディスプレイに表示されている画面を画像として保存する機能です。仕事では情報の共有やトラブルシュート、資料作成など様々な用途で利用される重要な機能の一つです。

Windows 11ではスクリーンショットを取る方法がいくつかあり、その方法によって取れる範囲や保存先、ショートカットキーなどが異なります。

本記事を通して、Windows 11でのスクリーンショットの取り方について理解を深めてください。

Windows10でのスクリーンショットを取る方法については以下記事をご参照ください。

2025.12.18 記事を追記・修正いたしました

Windows 11:スクリーンショット(プリントスクリーン)とは

Windows 11に備わっているスクリーンショットとはパソコンのディスプレイに表示されている画面をキャプチャ(取影)して画像として保存する機能です。スクリーンショットは「スクショ」や「プリントスクリーン」とも呼ばれます。

スクリーンショットはパソコンやスマートフォン、タブレットなど様々な機器に備わっており、デバイスに表示されている画面を静止画像として保存します。画像は通常PNGまたはJPEGといったファイル形式で保存されます。

POINT

スクリーンショットとはパソコンの画面に表示されている内容を画像として保存できる機能です

スクリーンショットを利用することで次のような操作が可能となります。

  • パソコン画面全体を画像として保存
  • 特定のウィンドウのみを画像として保存
  • 範囲を選択して画面の一部だけを切り取って保存

スクリーンショットの利用用途は多岐にわたります。利用用途には次のような用途が挙げられます。

スクリーンショットの利用用途
  • アプリケーションなどのマニュアル作成
  • 問題が発生した際の情報共有
  • プレゼンテーション資料の作成
  • 取引や注文後の記録や証拠として保存

上記のような様々な用途でスクリーンショットは利用されます。このような情報の伝達や問題解決、情報の保存などの場面で役立つ機能です。

私の場合

アプリケーションのマニュアル作成や、相手に操作手順を伝えたい場面、問題が発生した際にエラー画面を共有してもらう場合など様々な場面でスクリーンショットを使用します

Windows 11ではスクリーンショットを取る方法として、「ショートカットキー」を使う方法と「アプリ」を使う方法があります。それぞれの方法について次項より詳しく解説していきます。

EdgeでWebページ全体のスクショを取る方法

通常のスクリーンショットではパソコン画面に表示されている範囲のみしか取得できないため、縦に長いWebページのページ全体のスクリーンショットを取ることができません。

EdgeにはWebキャプチャという機能が備わっており、この機能を利用することでWebページ全体のスクリーンショットを取ることができます。

EdgeでWebページ全体のスクリーンショットを取る方法について詳しくは以下記事をご参照ください。

スクリーンショットの取り方:ショートカットキー

Windows 11ではショートカットキーでスクリーンショットを取る方法はいくつかあります。使用するショートカットキーによっては表示している一部のみを取得することや、Webページ全体を取得することもできます。

Windows 11でスクリーンショットを取れるショートカットキーは以下の通りです。

  • PrintScreenキーを押下する
  • Windowsキー + PrintScreenキーを同時に押下する
  • Altキー + PrintScreenキーを同時に押下する
  • Windowsキー + Shiftキー + Sキーを同時に押下する
  • Windowsキー + Altキー + PrintScreenキーを同時に押下する

上記のスクリーンショットを取る方法について次項より詳しく解説していきます。

PrintScreenキーを押下する

最も簡単にスクリーンショットを取る方法がキーボードの「PrintScreenキー」(キーボードの種類によっては「PrtScキー」)を押すことです。

「PrintScreenキー」(PrtScキー)

キーボードの「PrintScreenキー」を押下するだけで画面全体が画像としてクリップボードに保存されます。

注意点

複数のディスプレイで画面を拡張している場合は拡張したディスプレイを含んだ画像となります

Windows 11の設定によっては全画面のスクリーンショットが取れるのではなく、画面キャプチャのツールが起動する場合があります。

Windows 11:画面キャプチャが起動

PrintScreenキーで全画面のスクリーンショットが取れるようにしたい場合は以下の操作で設定を変更してください。

  1. タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択する
  2. Windows 11:タスクバーにあるスタートボタンをクリックし、表示された画面から「設定」を選択
  3. 左ペインから「アクセシビリティ」を選択する
  4. Windows 11:左ペインから「アクセシビリティ」を選択
  5. 右ペインで下にスクロールして「スクリーンキーボード、アクセスキー、およびプリントスクリーン」の項目から「PrintScreenキーを使用して画面キャプチャを開く」を無効にする
  6. Windows 11:「スクリーンキーボード、アクセスキー、およびプリントスクリーン」の項目から「PrintScreenキーを使用して画面キャプチャを開く」を無効

上記の操作でPrintScreenキーで全画面のスクリーンショットが取れるようになります。

Windowsキー + PrintScreenキーを同時に押下する

キーボードでWindowsキーを押しながらPrintScreenキーを押すことで全画面のスクリーンショットを取ることができます。

ショートカットキー

Windowsキー + PrintScreenキー

PrintScreenキーのみを押下した場合と異なる点として、この方法でスクリーンショットを取るとクリップボードだけでなく所定のフォルダに画面全体のスクリーンショットの画像を保存します。

画像の保存場所はピクチャフォルダ内のスクリーンショットフォルダです。ファイル名は「スクリーンショット(番号).png」であり、パスで表すと以下の通りです。

C:\Users[ユーザー名]\Pictures\Screenshots

この「Windowsキー + PrintScreenキー」は自動的にピクチャフォルダに画像が保存されるため、わざわざ手動でスクリーンショットを保存する手間が省けます。

Altキー + PrintScreenキーを同時に押下する

キーボードでAltキーを押しながらPrintScreenキーを押すことで現在のアクティブなウィンドウのみのスクリーンショットをクリップボードに保存します。

ショートカットキー

Altキー + PrintScreenキー

「Altキー」+「PrintScreenキー」を同時に押下

複数のウィンドウが開いていても、目的のウィンドウのみのスクリーンショットを取ることができます。

Windowsキー + Shiftキー +Sキーを同時に押下する

キーボードでWindowsキーとShiftキーを押しながらSキーを押すとSnipping Tool(切り取りツール)と呼ばれる、スクリーンショットの取り方が選択できるツールが起動します。

ショートカットキー

Windowsキー + Shiftキー + Sキー

この方法では画面全体や選択範囲、ウィンドウなどを選んで希望するスクリーンショットを取ることができます。取影したスクリーンショットはクリップボードに保存されます。

「Windowsキー + Shiftキー + Sキー」を押すと次図のように画面が暗くなり、画面上部にメニューが表示されます。

Windows 11:「Windowsキー + Shiftキー + Sキー」を押すと画面上部にメニューが表示

右側のボタンをクリックすることでキャプチャ方法を選択できるメニューが表示されます。

Windows 11:キャプチャ方法を選択

選択できるキャプチャ方法は以下の通りです。

  • 四角形:ドラッグで選択した四角形の領域をキャプチャする
  • ウィンドウ:選択したウィンドウ全体をキャプチャする
  • 全画面表示:画面全体をキャプチャする
  • フリーフォーム:マウスで描いた領域をキャプチャする

ユーザーのその時の希望に応じてスクリーンショットのモードを変更できるため、様々な用途に利用できる方法となっています。

Windowsキー + Altキー + PrintScreenキーを同時に押下する

キーボードでWindowsキーとAltキーを押しながら PrintScreenキーを押すことでアクティブウィンドウのスクリーンショット画像がビデオフォルダ内のキャプチャフォルダに保存されます。

ショートカットキー

Windowsキー + Altキー + PrintScreenキー

この方法ではクリップボードにスクリーンショットは保存されず、ビデオフォルダ内にのみスクリーンショット画像が保存されます。保存されるフォルダのパスは以下の通りです。

C:\Users[ユーザー名]\Videos\Captures

スクリーンショットの保存先

ここまでに紹介したスクリーンショットを取る方法では以下に示す保存先に取った画像が保存されます。

スクリーンショットの保存先
  • クリップボード
  • 所定のフォルダ

各スクリーンショットを取る方法による保存先は以下の通りです。

取得方法 保存先
PrintScreenキー クリップボード
Windowsキー + PrintScreenキー クリップボードと所定のフォルダ
Altキー + PrintScreenキー クリップボード
Windowsキー + Shiftキー + Sキー クリップボード
Windowsキー + Altキー + PrintScreenキー 特定のフォルダ

クリップボード

クリップボードとはテキストや画像などのデータを一時的に保存するための領域です。

スクリーンショットでクリップボードに保存された画像データは「貼り付け」操作で好きな場所に呼び出すことができます。

所定のフォルダ

ショートカットキーで画像が保存されるフォルダは以下の通りです。

  • Windowsキー + PrintScreenキー:C:\Users[ユーザー名]\Pictures\Screenshots
  • Windowsキー + Altキー + PrintScreenキー:C:\Users[ユーザー名]\Videos\Captures

スクリーンショットの取り方:アプリ

Windows 11にはスクリーンショット専用のSnipping Toolというアプリが備わっています。

ショートカットキー[Windowsキー + Shiftキー + Sキー]では撮影モードのSnipping Toolが起動されますが、アプリとして起動することでその他の機能が利用できます。

アプリから起動することで、たとえばタイマー撮影や撮影後の編集などができるため非常に便利です。

POINT

Snipping Toolはパソコン画面を取るだけでなくタイマーや画像編集、注釈、保存などさまざまな機能が利用可能なアプリです

Snipping Toolは以下の操作で起動できます。

  1. タスクバーにある検索ボックスに「Snipping Tool」と入力する
  2. Windows 11:検索ボックスに「Snipping Tool」と入力
  3. 検索結果に表示されたSnipping Toolをクリックして起動する
  4. Windows 11:Snipping Toolを起動

上記の操作でSnipping Toolが起動します。

Windows 11:Snipping tool

ここから新規でスクリーンショットの撮影やタイマー設定などが可能です。

スクリーンショットができないときの対処法

ここまでにご紹介したショートカットキーでスクリーンショットができない問題が発生することがあります。

スクリーンショットは業務で利用する頻度が高い機能であり、資料の作成やサポートの問い合わせなどさまざまな用途で使うため、業務を円滑に進めるためにもすぐに修復することが望ましいです。

以下記事で紹介しているWindows 11でスクリーンショットができないときの対処法を参考にして、問題の修復を行ってください。

まとめ

本記事「【Windows 11】スクリーンショットの取り方:ショートカットキーや保存先について」はいかがでしたか。

ここでは以下の項目について解説してきました。

  • Windows 11のスクリーンショットについて
  • スクリーンショットをショートカットキーで取る方法
  • スクリーンショットの保存先
  • スクリーンショットをSnipping toolで取る方法
  • スクリーンショットが取れないときの対処法

以下にWindows 11でスクリーンショットを取る方法や保存先のまとめを記します。

取得方法 対象 保存先
PrintScreenキー 全画面 クリップボード
Windowsキー + PrintScreenキー 全画面 クリップボードと所定のフォルダ
Altキー + PrintScreenキー アクティブウィンドウ クリップボード
Windowsキー + Shiftキー + Sキー 選択可能 クリップボード
Windowsキー + Altキー + PrintScreenキー アクティブウィンドウ 特定のフォルダ

ぜひ上記の方法を覚えていただき、場面にあった方法でスクリーンショットを取れるようになりましょう。