【Teams】チャットで共有したファイルを削除する方法

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【Teams】チャットで共有したファイルを削除する方法

記事ではMicrosoftのTeamsにおける、チャット共有したファイル削除する方法について詳しく解説していきます。

Teamsはチャットやオンライン会議を行うだけでなく、PDFやエクセル、Wordなどのファイルを共有する操作を頻繁に行います。

このTeamsのファイル共有において、誤って共有すべきではないファイルを共有してしまう場面や不要なファイルを削除したい場面があります。しかしTeamsのチャットで共有した共有ファイルを削除する方法がわからないという方が多いです。

POINT

機密情報や個人情報を共有すべきでない相手とのチャットで送ってしまった場合は速やかに削除することが求められます。

本記事を通して、Teamsのチャットで共有したファイルを削除する方法について理解を深めてください。

ここではMicrosoft 365による最新のTeamsを使用しています。

Microsoft用語の確認

Microsoft 365とはMicrosoft社が提供しているOfficeアプリケーション(Outlook、Word、Excel、PowerPointなど)やサービスを利用できるサブスクリプション(月額課金制)のクラウドサービスです

2025.12.01 記事を追記・修正いたしました

Teams:チャットで共有したファイルを削除できない問題

私は社内SE(システムエンジニア)として働いており、パソコンやアプリケーションに関する問い合わせや障害を日々対応しています。

社内外のコミュニケーションツールとしてTeamsを使用しており、社内スタッフから次のような問題に関する問い合わせがくることがあります。

Teamsで発生した問題

チャットで共有したファイルを削除することができない

Teamsでは1対1のチャットやグループチャットでPDFやWord、Excel、テキストファイルなどを共有して相手が閲覧や編集、ダウンロードができるようにする操作ができます。

チャットで共有したファイルはチャット画面の上部にある「共有済み」をクリックすることで一覧で閲覧できます。

Teams:チャットの共有済み

しかしそこからファイルを削除しようとしても削除ボタンがみつからないためファイルの削除ができないということでした。

Teams:共有済みからファイルを削除する選択肢がない

またファイル名の右にある三点リーダーをクリックして表示されるメニューにも削除するための選択肢はありません。

Teams:三点リーダーのメニュー

つまりTeamsのチャットで共有したファイルは共有済み画面からは削除できないということです。

ではどのようにチャットで共有したファイルを削除するのかは、次項より詳しく解説していきます。

チャットでファイルの共有ができない

本記事では共有したファイルを削除する方法について解説していますが、Teamsではファイルの共有ができないという問題が発生することもあります。

チャットでファイルを共有しようとすると次図のようなエラーが表示して、ファイル共有が失敗することがあります。

Teams:共有中に問題が発生しました。もう一度試してみましょう。

このようなチャットでファイル共有ができないときの対処方法について詳しくは以下記事をご参照ください。

チャットで共有したファイルを削除する方法

チャットで共有したファイルを削除する方法は以下に示す2つの方法があります。

チャットで共有したファイルを削除する方法
  • チャット内からファイルを削除する
  • OneDriveからファイルを削除する

それぞれの方法について次項より解説していきます。

Teamsで共有したファイルの保存場所について

Teamsのチャットやチャネルで共有したファイルはTeams内に保存されるわけではありません。

チャットで共有したファイルは共有したユーザーのOneDriveに保存され、チャネルで保存したファイルはチームのSharePointに保存されます。

ファイルの保存場所について理解しておくことで、共有したファイルの削除についても理解が深まります。

チャット内からファイルを削除する

チャットからファイルを削除する方法は以下の通りです。

  1. 対象のチャットからファイルを共有したメッセージまで移動する
  2. メッセージにマウスをのせ、右上に表示された三点リーダー「…」をクリックする
  3. Teams:メッセージにマウスをのせ、右上に表示された三点リーダー「…」をクリック
  4. 表示されたメニューから「削除」を選択する
  5. Teams:表示されたメニューから「削除」を選択
  6. メッセージおよび共有したファイルが削除される
  7. Teams:メッセージおよび共有したファイルが削除される

上記の操作で共有したファイルを[共有済み]のファイル一覧から削除できます。相手が共有したファイルは削除できませんのでご注意ください。

また上記の操作を行っても共有したユーザーのOneDrive上には残ったままになるため、OneDrive上からも削除したい場合は次項で解説する方法も行ってください。

注意点

この方法ではチャット上や[共有済み]からは該当のファイルが削除されますが、OneDrive上の「Microsoft Teams Chat Files」には保存されたままとなっています。そのため再度同じファイルを誰かに共有すると「同じ名前のファイルが共有されているため、コピーをアップロードしています」というメッセージが表示されます。表示されるメッセージについては以下記事をご参照ください。

OneDriveからファイルを削除する

チャットで共有したファイルはすべて共有したユーザーのOneDriveに保存されます。そのためOneDriveから対象のファイルを削除することで、Teams上からも削除されます。

OneDriveから共有したファイルを削除する方法は以下の通りです。

  1. Teamsの左側にあるナビゲーションバーから「OneDrive」をクリックする(エクスプローラーやブラウザからOneDriveにアクセスしても同じ)
  2. Teams:Teamsの左側にあるナビゲーションバーから「OneDrive」をクリック
  3. OneDriveの画面が開いたら「自分のファイル」をクリックし、右側から「Microsoft Teams チャットファイル」を選択する
  4. Teams:「Microsoft Teams チャットファイル」を選択
  5. フォルダ内から削除したいファイルを選択し、画面上部にあるメニューバーから「削除」をクリックする
  6. Teams:画面上部にあるメニューバーから「削除」をクリック
  7. ポップアップで「削除しますか?」と表示されるため、「削除」をクリックする
  8. Teams:ポップアップで「削除しますか?」と表示されるため、「削除」をクリックする

上記の操作により、チャットで共有したファイルをOneDrive上から削除することができます。

チームのチャネルで共有したファイルを削除する方法

とても簡単ですが、チームのチャネルで共有したファイルを削除する方法についても解説しておきます。

対象のチャネルを開き、ファイルタブをクリックして開きます。ファイルタブには共有されているファイルが一覧表示されます。

Teams:チームのファイルタブ

削除したいファイルを選択し、上部にあるメニューから「削除」をクリックします。

Teams:削除したいファイルを選択し、上部にあるメニューから「削除」をクリック

上記の操作でチャネルからファイルを削除することができます。

誤って削除したファイルを復元する方法

誤って削除したファイルはすべてゴミ箱に移動しています。つまりチャットで削除したファイルはOneDriveのゴミ箱、チームのチャネルで削除したファイルはSharePointのゴミ箱に移動しているということです。

ゴミ箱からファイルを復元する方法について詳しくは以下記事をご参照ください。

まとめ

本記事「【Teams】チャットで共有したファイルを削除する方法」はいかがでしたか。

ここでは以下の項目について解説してきました。

  • Teamsのチャットで共有したファイルが削除できない問題について
  • チャットで共有したファイルを削除する方法
  • チームのチャネルで共有したファイルを削除する方法
  • 誤って削除したファイルを復元する方法

誤って共有したファイルは本記事で紹介した方法で削除することができます。ぜひ削除方法を理解して、いつでもできるようにしておきましょう。

Teamsには様々な便利な機能が備わっています。以下Teamsのまとめ記事では仕事に役立つ機能を紹介しています。ぜひご覧いただき、ご自身の仕事に役立つ機能を見つけてください。