VPN接続:「リモートコンピューターへの接続を確立できませんでした」エラーの解決方法

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VPN接続:「リモートコンピューターへの接続を確立できませんでした」エラーの解決方法

本記事では、VPN接続時に発生するエラー:
リモートコンピューターへの接続を確立できませんでした。この接続用にネットワーク設定の変更が必要である可能性があります。
の解決方法について解説していきます。

最近ではリモートワーク(テレワーク)が急速に増加しており、自宅からVPNを接続して、会社のネットワークに接続される方が増えています。

それに伴いVPN接続によるエラーで困っている方も多くなっています。

私も日々、従業員のVPN接続エラーの対応に奮闘しております。

VPN接続によるエラーは様々で、発生したエラーによって対処方法が異なります。
本記事で取り扱うエラー以外の対処方法は以下記事をご参照ください。

本記事で扱うOSやVPNソフトは以下の通りです。

  • OS:Windows10
  • VPNソフト:SoftEther VPN
  • VPNの種類:L2TP/IPsec

VPN接続時に発生したエラー

メインで動いているVPNサーバーを停止させ、バックアップ機の動作確認をした際に、クライアントでVPN接続を試すと以下のエラーが発生しました。

リモートコンピューターへの接続を確立できませんでした。この接続用にネットワーク設定の変更が必要である可能性があります。

VPNエラー:リモートコンピューターへの接続を確立できませんでした。

今回はバックアップ機の動作確認で発生しましたが、突然クライアント側でこのエラーが表示して、VPNが接続できなくなるケースもあります。

エラー原因

VPNサーバー側のログを確認すると、クライアントとのVPN接続は一度は確立されていました。

VPN接続が確立した後に、ネットワーク設定に失敗し、VPN接続が切れてエラー表示しているという流れです。

ここまでVPNサーバーとクライアントの疎通(接続の確立)はできている、VPNサーバーとの認証は成功している、ということがわかります。

結論を言うと、このエラーは以下に示す、2つのうちどちらかが原因です。

  • クライアント側のネットワークアダプター
  • VPNサーバー側のネットワーク設定

それでは各原因の解決方法を見ていきましょう。

クライアント側の対処方法

クライアント側が原因の場合、以下に示すネットワークアダプターを再インストールすることで改善することがあります。

  • WAN Miniport(IP)
  • WAN Miniport(PPTP)

ネットワークアダプターの再インストール方法を次に示します。

1.デバイスマネージャーの起動

デバイスマネージャーを起動するために、「ファイル名を指定して実行」(WindowsキーとRキーを同時に押下)を開きます。

ファイル名を指定して実行

次にdevmgmt.mscと入力をして、OKをクリックします。

デバイスマネージャーの起動

2.ネットワークアダプターをアンインストール

表示されたデバイスマネージャーから、ネットワークアダプター内にある以下2つのデバイスをアンインストールします。

  • WAN Miniport(IP)
  • WAN Miniport(PPTP)

対象のデバイスを右クリックして、「デバイスのアンインストール」を選択してください。

ネットワークアダプター:デバイスのアンインストール

3.パソコンの再起動

2つのデバイスをアンインストールしましたら、パソコンを再起動します。

再起動することで、アンインストールしたデバイスが自動的に再インストールされます。

ここまで終わりましたら、VPN接続を試してみます。
これで接続ができれば、クライアント側の問題だったということがわかります。

VPNサーバー側の対処方法(SoftEther VPN)

VPNサーバー側が原因の場合、ネットワーク設定まわりを確認しましょう。

SoftEther VPNサーバーでは、ローカルブリッジ設定やSecureNATの設定などを確認してみるのがいいと思います。

ローカルブリッジ設定

ローカルブリッジ設定で追加する仮想HUBがきちんと動作していないと、今回のエラーが発生します。

ローカルブリッジの確認には、VPNサーバー管理マネージャから「ローカルブリッジ設定」を選択します。

表示されたローカルブリッジ設定で、仮想HUBの状態が「動作中」になっているか確認してください。

ローカルブリッジ設定

私の場合は、ここが動作中になっておらず、再度ローカルブリッジを作り直したら、エラー表示がなくなり、正常にVPN接続ができるようになりました。

SecureNAT

VPNサーバー側ネットワークにDHCPサーバーがない場合、IPアドレスをクライアントに付与するためのDHCPサーバー機能をVPNサーバーに持たせる必要があります。

VPNサーバー管理マネージャから仮想HUBの管理画面を表示し、「仮想NATおよび仮想DHCPサーバー機能」を選択します。

仮想HUBの管理画面

「仮想NATおよび仮想DHCP機能(SecureNAT)の設定」画面が開いたら、「SecureNAT機能を有効にする」をクリックして、SecureNATを有効にします。

これでDHCPによるIPアドレスの付与が問題であった場合は、今回のエラーは解決されます。

まとめ

本記事「VPN接続:「リモートコンピューターへの接続を確立できませんでした」エラーの解決方法」はいかがでしたか。

VPN接続はテレワークにおいて、非常に便利で必要不可欠な機能です。
しかしエラーが頻発する問題児でもあります。

ぜひ本サイトOFFICE54を参考にしていただいて、VPNの問題を解決していただければと思います。