フィリピン留学とフィジー留学の違いとそれぞれの特徴
2020.03.30 /
留学を考えている方でフィリピン留学にしようか、それともフィジー留学にしようかで悩んでいる方は多いかと思います。だいたい費用の安い留学先で考えるとこの二つが残るのではないでしょうか。
二つの留学先を経験しましたが、二つは全くの別ものです。経験できることや学べる英語が違います。そのため、自分がやりたいことがどちらの留学先でなら実現できるのかを考えて選んでいただければと思います。
今まで詳しく語られなかったフィリピン留学とフィジー留学の違いについて詳しくお話しいたします。
フィリピン留学
留学費用
留学費用は英語圏のアメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドと比べると非常に安価です。理由としては物価の安さや、教師の給与の低さが起因します。
留学期間にもよりますが、フィジーとはほとんど留学費用は変わりません。
授業形式
授業形式はマンツーマンです。生徒と先生が一対一で授業を行います。フィリピン留学といったらマンツーマンの授業を連想する方も多いと思います。
マンツーマンの良いところとしては、弱点補強ができるという点です。自分が苦手としている分野、例えば現在完了形だったり、TOEICのリーディングパートであったり、その人の学びたい分野を重点的に学ぶことができます。
また合宿のように一日中ずっと勉強ができる環境です。自習と言う名の強制自習があったり、敷地の外に出るのも許可が必要な学校もあります。
日本人はマンツーマン形式の授業を好む傾向にありますが、日常会話ではなくTOEICや英検を取得するための資格英語の勉強に向いている授業形式だと考えるといいです。
マンツーマンの授業を受けることができる
弱点がはっきりしていて、それを改善したい場合に最適
合宿のように敷地内でひたすら勉強をする
治安
治安ははっきり言ってかなり悪いです。大統領が麻薬戦争を起こしてから、もっと悪くなったような気がします。街を歩いていて、麻薬を持っていると疑いがあったら、問答無用で殺していいことになり、無実で亡くなった方は非常に多いと聞きます。
そういった影響もあってか、多くの語学学校で外出禁止になったりと、学校の敷地から出さないようにしています。
フィリピンの語学学校は設備がよく、学校の外に出なくてもすべて済ませることができるので一度も外に出ないで、ずっと勉強に励むことができます。
設備がいいのは、学生を外出させたくないという学校側の思惑もありそうですが。
治安は他の国と比べて悪い
学校の外に出ないように敷地内で生活が完結できるようになっている
学校の設備はとても綺麗で生活面では非常に生活しやすい
伸ばせる英語力
フィリピンで伸ばせる英語力は資格試験などで高得点を取る英語力です。TOEICの点数を伸ばしたい、英検を取りたいという方にうってつけの留学先です。
語学学校内でがっつり英単語や英文法を勉強できるので、TOEIC試験前に行くのも良いと思います。私としては主に短期間で点数を伸ばしたいという方に、オススメする留学先です。
フィジー留学
留学費用
フィジーの留学費用はアメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドと比べると非常に安価です。物価の安さや教師に払う給料が安い点と、South Pacific Free Birdというフィジー留学専門の留学会社では、自分たちで語学学校をフィジーで経営しているので、仲介手数料がなく、非常に安い費用で留学に行くことができます。
フィジー留学を専門に扱っている留学会社のサイトはこちら⇒South Pacific Free Bird
授業形式
フィジーの語学学校の授業形式はグループレッスンです。フィジーを含めた英語圏の国(アメリカ・イギリス・オーストラリア等)はグループレッスンを採用しています。グループレッスンの特徴としては様々な人達と会話ができること、様々な英語での言い回しや単語を聞くことができることです。他の人達の英語を聞いて、「こういう単語の使い方があったんだな」、「こんな言い回しがあるんだな」と一日の中での気づきが非常に多いです。
英会話ができるようになる上で重要なことの一つが、この気づきがどれだけあったかです。グループレッスンでは一日の中でたくさんの気づきがあるので、日常会話を伸ばしたい方に向いている授業形式だと言えます。
また大勢の前で英語を使わなくては行けないので、恥ずかしがり屋の日本人にぴったりだと私は思います。
グループレッスンは日常会話を伸ばすのに向いている
たくさんの人と会話をすることができ、英語を使ったコミュニケーション能力向上ができる
治安
結論を言うと、フィジーの治安は良くもなく悪くもなくといった感じです。世界を旅した経験からすると、フィジーは世界的には治安がいい国です。フィリピンなどの東南アジアと比べたらめちゃくちゃ治安はいいです。ですが、日本と比べると治安は悪いです。
日本は世界でもトップクラスに治安のいい国です。カフェで席に荷物を置いていても盗まれることはないですし、財布を落としても交番に行ったら届いていたりします。
そんな日本で暮らしている人がフィジーに行ったら治安は少し悪く感じるかもしれないです。海外なので普通にスリや引ったくり、置き引きがあります。フィジーは観光大国なので、観光客を狙った軽犯罪がしばしば起こります。
日本人のフィジー留学生が軽犯罪にあったという話は聞くことがあります。
まとめると、他の国よりも治安は比較的いいが、日本よりも悪いといった具合です。
世界的に見れば、治安は良い。しかし日本よりかは悪い
スリやひったくり、置き引き等の軽犯罪に注意する必要がある
日本人留学生が軽犯罪に巻き込まれるケースは年々増えている
現地の人々
フィジーの人達はとてもフレンドリーです。なんとフィジーの国民は世界で一番フレンドリーな国民として選ばれています。
どれほどフレンドリーかというと、街を歩いていると急に声をかけられます。バスに乗っていても後ろから声をかけられたりします。カメラなんて持って歩いていたら、すれ違う人がポーズをとってきたりもします。
なぜこんなに話しかけられるのか? フィジー人の国民性と言ったらそれまでですが、フィジーの人達は人と会話するのが大好きな国民なんです。
趣味はなんですか? と尋ねると「人と会話すること!」っていうくらい会話が好きなんです。いってはなんですが、フィジーには娯楽が少ないです。日本みたいに娯楽がたくさんあるわけではないです。そのためフィジーの人達は余暇に何をするかというと、人と会話をするんです。
フィジーに行けば現地の人達と会話をする機会はとても多いので、たくさん現地の人と交流したいという方はフィジーがおススメです。
フィジー人は世界一フレンドリーと言われるほどフレンドリーな国民
趣味が会話をすることと言うほど、おしゃべりが好き
学校以外の日常で英語を使う機会はたくさんある
伸ばせる英語力
フィジーで伸ばせる英語力はなんといっても英会話力とコミュニケーション能力です。とにかく英語で会話をする機会が多いです。
グループレッスンの中でも、たくさん会話をします。しかしそれ以上に学校外での会話も非常に多くなるのが、フィジー留学の特徴だと言えます。
上記の【現地の人々】でも書いたように、現地の方とたくさん会話ができますので、英会話力と英語を使ったコミュニケーション能力の向上が見込めます。
まとめ
フィリピン留学とフィジー留学をまとめるとこのようになります。
これで皆さんはっきりとフィリピン留学とフィジー留学の違いがわかっていただけたと思います。ご自身がどういった英語能力を伸ばしたいのか、どんな経験をしたいのかで見極めていただければと思います。