南米ペルーでのスペイン語留学をお勧めする10の理由
2020.04.07 /
昔では留学と聞くと、アメリカかイギリスしかありませんでした。しかし今では留学できる国が増え、最近では格安留学も増えつつあります。
格安留学というとフィリピンやフィジーが頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。フィリピン留学とフィジー留学についてはこちらをご覧ください。
フィリピン留学とフィジー留学の違いとそれぞれの特徴
今回はみなさんがあまり知らないペルー留学についてお伝えします。ペルーは後進国なので格安で留学できるのはもちろんのこと、英語だけでなく、スペイン語も学ぶことができる留学先です。
英語とスペイン語の二か国ができるようになりたい、格安で留学がしたい、世界一周したい、南米に行ってみたいという方に必見の内容となっています。いきなりですが、タイトルにもあるペルー留学をお勧める10の理由がこちらです。
留学費用を抑えることができる
グループレッスンが格安でできる
観光などのアクティビティが多い
都市部の治安が非常に良い
ペルー人は親日である
英語とスペイン語の2か国語を学ぶことができる
世界最高峰の料理が食べられる
日本食が食べられる
ビザなしで長期間滞在できる
様々な国の友達を作ることができる
それではこの10の理由を詳しく見ていきましょう。
ペルーについて
ペルー基本情報
そもそもペルーがどこにあるか皆さんご存知でしょうか。ペルーは南米大陸にあります。下記の地図を見ていただくとわかりますが、ボリビアの左側、チリやアルゼンチンの上側に位置します。
日本から非常に遠い国なので、行ったことがある人は少ないのですが、行く価値はとても高い国です。まず観光地としては、世界遺産に登録されているマチュピチュやナスカの地上絵があります。
またあまり知られていませんが食事がとてもおいしいです。残念なことに南米の料理が美味しいと思っている日本人は少ないと思います。しかしペルーはワールドトラベルワードの「世界で最も美食を楽しめる国」部門で4年連続最優秀賞をとるほど素晴らしい料理がたくさんあるんです。
私自身ペルーに8か月ほどいたことがありますが、ペルー料理はどれもおいしかったです。
公用語はスペイン語です。観光地では多くの人が英語を話すことができます。理由はアメリカ人など外国の観光客が多いからです。
ペルーは南米の中でもハブ空港の役割を果たしており、かつアメリカ~ペルー間の航空券が安いため、多くのアメリカ人がペルーに滞在しています。そのため観光地では英語が必須となり、多くのペルー人が英語の勉強を頑張っています。
ペルーの物価は非常に安く、ペルー人の平均月収は日本円で5万~6万円ほどです。詳しくはこちらのサイトをご覧ください⇒CEIC ペルー月収
そのため英語を学ぶための語学学校の授業料は安く、また生活費も抑えることができるため、フィリピンやフィジーよりも安く済ませることができるかもしれないです。
ペルーは南米にある国
マチュピチュやナスカの地上絵で有名な観光大国
ペルー料理は世界最高峰
ペルーの物価は非常に安い
ペルーの元大統領は日本人
これもあまり知られていませんが、ペルーの元大統領にアルベルト・フジモリという日本人がいます。フジモリ大統領はいろいろあって逮捕されていますが、その娘さんのケイコ・フジモリは現在最も有名な日本人ではないでしょうか。
2016年に行われた大統領選では最初の投票で第一位の得票率を得ていました。しかし最終的には僅差で落選してしまいました。
日本人のフジモリさんがここまで活躍していることからもわかるように、ペルーでは日本人に対してとても良い印象を持っていただいています。ペルー人はとても親日です。街には多くの日本食のレストランがありますので、日本食に恋しくなっても問題ありません。
治安
ほとんどの人が知っているように南米は非常に治安が悪い国です。もちろんペルーも非常に治安が悪いです。置き引きやスリ、ひったくり、首絞め強盗、唾かけ強盗(ケチャップ強盗)など多くの犯罪が日常的に行われています。日本人でそういった事件に巻き込まれる人を何度も見てきました。
しかしペルーには全く治安が悪くない、日本と同じように夜中でも歩けるような都市があります。
それは首都リマ近郊にあるミラフローレス(miraflores)という場所です。私は日本以外でここほど治安の良い都市部を見たことがありません。南米で一番治安が良いと胸を張って言えます。
ここはペルーで最も高級な場所であり、街には至る所に警備員が立っています。私はそこで8か月滞在していましたが、ミラフローレスで事件があったのを見たことがないです。夜中にも日本と同じように出歩いていましたが、怖い思いをしたことはありません。
これから紹介する語学学校もミラフローレスにありますので、その学校に通い、ミラフローレスのホテルで宿泊していれば治安に関しては気にしなくても大丈夫です。
南米は治安最悪だが、ペルーのミラフローレスは治安が非常に良い
警備員が街を巡回しており、夜中も出歩ける
滞在できる期間
日本人は無査証(ノービザ)で183日間滞在することができます。ノービザで半年間いられる国はそうそうないです。留学で1年間ほど滞在したい場合でも、半年経ちそうになったら一旦ボリビアなどに出国して、また入国すれば半年間の滞在期間を得ることができます。
アメリカやイギリスなどの国で留学しようとすると、学生ビザを取得するために申請したり、費用が掛かったりしますが、ペルーは一切そういったことはないです。学生ビザは必要ありません。
行きたいと思ったら、明日からでも通うことができます。
ペルーの語学学校
ICPNA
私がペルーで通っていた語学学校が上の写真にあるICPNAです。ペルーの首都リマからバスで20分~30分ほどの場所にあります。
英語とスペイン語を学べる語学学校であり、建物内にはきれいな図書館やカフェが入っています。銀行ATMもありました。たまにイベントでホールで音楽ライブが行われることもあります。
英語・スペイン語共にクラスが実力により細かく分かれているのも魅力の一つです。
南米=汚いという先入観がある方は、その綺麗さにビックリすると思います。私が行ったことがあるアメリカやオーストラリア、フィジー、ボリビアのどこの学校よりも綺麗で広いです。
場所は少し分かりにくい場所にあるので地図を張っておきます。
綺麗な校舎で図書館・カフェ・ATM完備
クラスは実力により細かく分かれている
留学費用(語学学校、生活費)
まず語学学校の授業料ですが、英語とスペイン語で費用が異なります。
スペイン語は週5日・約2時間で月1万円以下です。時間は短いですが、午後は外に出てペルーの友達とカフェでおしゃべりをしてスペイン語を伸ばしていました。
そして英語はなんとスペイン語よりも安く月8000円ほどです。なぜ英語の方が安いかというと、現地のペルー人の方が多く受けられるからです。
簡単に言うとスペイン語が外国人価格で、英語が現地人価格ということです。しかし日本人でも英語のクラスであれば現地人価格で受けられるのでご安心を。
私のクラスには午前にスペイン語、午後に英語を受けていた韓国人がいました。それでも月1万8千円ですから安いです。
※授業料はその時の円相場によって変動します
その他に生活費ですが、治安の良いミラフローレスの宿でドミトリーだと約1200円~1500円/泊。少し離れればもっと安い宿はたくさんあります。食事は1食200円~500円ほどです。自炊すればもっと安くできると思います。
授業内容
授業形式はグループレッスンとなります。主に教科書通りに進み、文法主体の授業構成です。もちろん先生が一人で喋るわけではなく、半分以上の時間は生徒同士でその時に習った文法を駆使して会話を行います。
教科書はレンタルになるので、必要な個所はノートにまとめる必要があります。
クラスメイト
クラスは一クラス3人~15人ほどです。上のクラスに行くほど人数は少なくなります。私は始め一番下のクラスから始まり、クラスに15人ほど生徒がいました。
その後、どんどん上のクラスに上がり、最終的には5人ほどのクラスになりました。
クラスメイトにはアメリカ人、カナダ人、フランス人、ドイツ人、イギリス人、韓国人、中国人と様々な国の方がいます。年齢も10代の人から50代の人まで幅広くいます。
まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか?ペルーは本当にとても良い国なので、ここで留学をするのは非常にお勧めです。みなさんが留学するときに気になる日本人もとても少ないので、日本人がいない環境がいい方は絶対にペルーです。
学生の方であれば、就職活動の時にもペルーで留学をしていたことを話せば、注目されること間違いなしです。
ぜひ、留学を検討されている方はペルー留学も検討国の一つに入れていただければと思います