Microsoft Wordとは:初心者用にできることや無料で使う方法の解説
2024.03.24 /
本記事ではMicrosoftのWordにおける、Wordを使い始めようとする初心者用にWordでできることや無料で利用する方法について詳しく解説していきます。
Wordとは世界中で利用されている文書作成ソフトであり、ビジネスでは必要不可欠なソフトの一つです。
Wordは日常業務の中で中核を担う重要なツールであり、どのような職種であっても利用することが必ずあります。そのため社会人の方は必ずWordが利用できる必要があります。
本記事はこれからWordを始めて使う、またはWord初心者の方向けに、Wordでできることや無料で使う方法について解説しています。ぜひ本記事を通して、Wordについて理解を深めてください。
Microsoft Wordとは
Microsoft Word(以下Word)とはMicrosoftが開発・販売している文書作成ソフトです。文書作成ソフトとしては世界中で最も幅広く多くの人に利用されているソフトの一つです。
文書を作成するための豊富な機能を備えており、ビジネスから個人利用まで幅広く利用されています。例えば報告書や履歴書、書籍、手紙、カレンダーなど様々な文書作成に対応しています。
これはWordに備わっている多彩な文字の修飾機能やレイアウト機能によりさまざまな種類の文書が作成できるようになっているからです。
Wordファイルの拡張子は「.docx(または.doc)」です。
Wordでできること
Wordでは以下の機能が利用できます。
- テキストの入力や編集
- フォントやサイズ・色・行間などの細かい書式設定
- 画像や表・グラフの挿入
- パスワードなどによる文書のセキュリティ向上
- ページサイズやマージン・ヘッダー&フッターなどのページレイアウト
- 一貫したレイアウトを作成するためのスタイルとテーマ
- 目次や索引の生成
- 他ユーザーとの共同編集
- 文書内のスペルや文法のチェック
上記はWordで利用できる機能のほんの一部です。また毎年新しい機能が追加されています。これらの機能を組み合わせて使うことで、文書作成におけるほとんどの目的を達成することができます。
Wordで作成される文書の例を以下に記します。
- 報告書
- 会議の議事録
- 論文やレポート
- 契約書
- 見積書や請求書
- チラシやパンフレット
- 履歴書や職務経歴書
- パーティーなどの招待状
- 手紙
- カレンダー
Wordを無料で使う方法
Wordは一部機能が制限されますが無料で利用することができます。無料でWordを使う方法は以下の3つです。
- Web版のWord(Word for the web)
- Wordモバイルアプリ
- Microsoft 365 Personalの1か月間無料
Wordを無料で使うそれぞれの方法について次項より詳しく解説していきます。
Web版のWord(Word for the web)
MicrosoftはWordやExcel、PowerPointなどのOffice製品を無料で利用できるOffice for the webを提供しています。
このサービスはMicrosoftアカウントとインターネット環境があれば無料で利用できます。またMicrosoftアカウントは無料で簡単に作成できます。
ブラウザでMicrosoft Office(https://www.office.com/)にアクセスし、Microsoftアカウントでサインインすることで利用できます。
Word on the webは基本的な文書作成には問題ありませんが、有料版と比べて多くの機能が制限されています。利用できない機能として以下のようなものがあります。
- 高度な書式設定
- 高度なレイアウト(縦書きにできない等)
- 目次や索引などの挿入機能
- マクロやアドイン
- オフラインでの利用
Wordモバイルアプリ
Microsoft WordのiOS/Android用のモバイルアプリは無料で利用することができます。App StoreまたはGoogle Playからダウンロードして、基本的な文書作成・編集ができます。
Word on the webのように機能は一部制限されていますが、基本的な作業は可能となっています。
Microsoft 365 Personalの1か月間無料
Microsoft 365 Personalはサブスクリプション型のサービスです。月額1,490円(年払い14,900円)で最新のOffice製品が使用できます。
このMicrosoft 365 Personalには試用版があり1か月間無料で利用できるのです。Word以外にも他のOffice製品(ExcelやOutlook、Teamsなど)が使えます。
以下リンクにアクセスして「1か月間無料でお試しください」から契約できます。
無料の試用版の利用であっても必ずクレジットカードを登録します。クレジットカードを用意して契約に進んでください。
試用期間終了後は年額14,900円が自動的に課金されます。試用期間以降は使わない場合は必ずキャンセルしてください
Wordを制限なく使用する:ライセンスについて
Wordを制限なく使用するにはWordを購入(ライセンスの取得)が必要となります。
パソコンを購入すると初めからインストールされている場合もありますし、個人で別途購入する場合もあります。ここでは以下のケースに分けてそれぞれ解説していきます。
- パソコンに初めからインストールされている
- 個人で購入して利用する
- 会社(組織)で利用する
パソコンに初めからインストールされている
パソコンを購入する際にあらかじめインストール(プリインストール)されているパソコンがあります。
このようなWordやExcel、Outlookがプリインストールされているパソコンであれば、購入後に同梱されているライセンスキーを入力するだけで利用できます。
基本的にインストールされているものはOffice 2021であり、Word 2021が利用することができます。また価格に関しても、個別で購入するよりも割安になっています。
Office製品がプリインストールされているパソコンであればすぐにWordを利用開始できる
個人で購入して利用する
個人で購入してWordを利用する場合、Word 2021を単体で購入またはパッケージを購入してパソコンにインストールする必要があります。
Word 2021を単体で購入する人はほとんどいないため、基本的にはパッケージを購入する選択になるかと思います。
個人でパッケージを購入する場合は以下いずれかのパッケージを購入します。
- Office 2021
- Microsoft 365
Office 2021は買い切り型であり、永続ライセンスであるため一度購入すれば追加費用なくずっと利用できます。Office 2021には「Personal」と「Professional」がありますが、個人で利用する分にはPersonalで充分です。
Microsoft 365はMicrosoft社が提供しているOfficeアプリケーション(Outlook、Word、Excel、PowerPointなど)やサービスを利用できるサブスクリプション(月額課金制)のクラウドサービスです。Microsoft365は毎月一定の費用が発生しますが、常に最新のOfficeアプリケーションが利用でき、セキュリティも確保されています。
Microsoft 365では個人および家庭向けの「Microsoft 365 Personal」か「Microsoft 365 Family」のどちらかをお勧めします。
Microsoft 365について詳しくは以下記事をご参照ください。
Microsoft365とは:どのようなサービスかわかりやすく解説
どのパッケージを購入して利用するかは、利用用途や目的によって決めてください。
会社(組織)で利用する
所属する会社(組織)でWordを利用する場合、今ではほとんどの企業がサブスクリプション型のMicrosoft 365を採用しています。
Microsoft 365を利用するメリットは以下の通りです。
- サポート終了期限がないためアプリケーションの入れ替え作業が不要
- 様々なデバイスやOSで利用可能
- クラウドでデータを保存しているため端末の入れ替え時もすぐに利用できる
- 業務で必要なアプリがMicrosoft365一つで揃う
- セキュリティが高い
- 初期コストが不要
- クラウドサービスのためBCP対策となる
- チーム内の作業を効率化するグループウェアが豊富
- ハードウェア障害によるデータロストの心配がない
上記のメリットから企業は買い切り版ではなく、サブスクリプション版のMicrosoft 365を利用しています。
また組織のIT担当者がパソコンにインストールおよび設定を行うため、基本的に個人が利用するための作業を行うことはありません。
まとめ
本記事「Microsoft Wordとは:初心者用にできることや無料で使う方法の解説」はいかがでしたか。
Wordを使い始める前に知っておきたい「Wordでできること」や「無料で使う方法」を解説してきました。
これからWordを使ってみようという方は、まずは機能が制限されている「Word for the web」を使ってみて、その後に機能が制限されていない「Microsoft 365 Personalの試用版」という流れがお勧めです。
社会人の必須ツールであるWordをぜひ使いこなせるようになってください。