【OpenAI】APIの提供する機能:具体的な活用事例のご紹介
2023.04.13 /
本記事ではOpenAIのAPIが提供する機能や具体的な活用事例について詳しく解説していきます。
OpenAIは今最も世間をにぎわせているChatGPTを開発している団体です。このOpenAIのAPIで提供している機能とは、またどういったことが可能なのか。
本記事を通して、OpenAIのAPIについて理解を深めてください。
OpenAIとは
現在最も注目されている団体の一つに「OpenAI」があります。OpenAIはサンフランシスコを拠点としている人工知能(AI)の研究開発をしている非営利団体です。
OpenAIは研究成果をオープンソースで公開もしています。
2015年に設立されたばかりの団体ですが、人間のように受け答えを行う「ChatGPT」が世界中で注目を浴びています。
ChatGPTとは
ChatGPTとはOpenAIが開発したAIモデルの一つです。今ではオンライン上でユーザーの質問に対して人間のように自然な内容で答えてくれるAIチャットサービスとして有名になりました。
2022年11月に一般公開されたのち、たった5日間で利用者が100万人を超えるほど爆発的な人気を誇っています。ChatGPTの普及スピードはInstagramやYouTube、Facebookなどよりも遥かに早いです。
今では誰もが知っているChatGPTですが、それ以外にも人間の音声を高い精度で文字起こしや翻訳ができる音声認識AIモデル「Whisper」、テキスト内容から画像を生成する画像生成AI「DALL・E」など様々なAIをOpenAIは開発しています。
APIとは
API(Application Programming Interface)とは、Webアプリケーションのソフトフェアを外部に提供(共有)する仕組みのことです。
Webアプリケーションが一部の機能(ソフトウェア)を誰でも使えるように公開するということです。これにより誰でも公開された機能を利用して、よりよいサービスを開発できるようになります。
つまり自身のアプリケーションにAPIを組み込むことで、外部のサービスを自身のアプリケーションを通して利用できるようになります。APIのようなネットワーク上で提供されているサービスを自身のサービスに組み合わせることをマッシュアップと呼びます。
例えば天気予報のAPIでは、郵便番号を指定することで、その土地の天気予報(最高・最低気温など)を返すものなどがあります。このAPIを利用すれば、難しい機能を1から開発することなく、自分のWebサイトに天気予報を簡単に公開できます。
このようにAPIを活用することで、新しいサービスの開発や開発時間の短縮ができます。
APIが返すデータはJSON形式が主流です。JSONについては以下記事をご参照ください。
JSONとは?特徴や記述方法、利用される場面について
OpenAIのAPIが提供している機能
OpenAIのAPIを利用することで自身のアプリケーションにOpenAIが開発したAIを利用できるようになります。
2023年4月13日現在、OpenAIのAPIで提供している機能の一部を以下に記します。
- チャット(ChatGPT)
- 文字起こしと翻訳(Whisper)
- 画像生成(DALL・E)
チャット(ChatGPT)
ChatGPTのgpt-3.5-turboやgpt-4を利用したチャット機能(チャットモデル)を提供します。
APIではチャットモデルはユーザーからのメッセージを受け取り、モデルによって生成された回答を返します。
文字起こしと翻訳(Whisper)
音声認識AIモデル「Whisper」による音声からの文字起こしや翻訳機能を提供しています。
例えば日本語の音声を英語に翻訳して書き起こす、会議の会話をすべて文字に起こすことなどが可能です。
画像生成(DALL・E)
画像生成のDALL・Eモデルを使った画像生成・操作機能を提供しています。
APIを通して送信したテキストをもとに画像を1から作成することや、画像を渡して編集してもらうことが可能です。
OpenAIのAPIを使った具体的な活用事例
OpenAIのAPIを使うことでどういったアプリケーションが作成できるか、その一例を以下に記します。
- チャットボット(Q&A)
- 英文の校正アプリ
- 英語から別言語への翻訳アプリ
- AIアシスタント
- 英語学習アプリ
- 製品名生成アプリ(製品の特長などから製品名を自動生成)
まとめ
本記事「【OpenAI】APIの提供する機能:具体的な活用事例のご紹介」はいかがでしたか。
ぜひOpenAIのAPIを利用して、仕事に役立つアプリケーションを作成してみてください。