【Python】リスト・タプルで空の判定(判別)方法
2022.03.04 /
本記事ではPythonのリストやタプルにおける、空の判定(判別)方法について解説していきます。
Pythonでプログラムを組んでいると、リストやタプルが空であるかどうかで処理を分岐したいときがあります。
そのような場合、リストやタプルが空であるか判定(判別)する必要があります。ではどのようにして空の判定をするのか?
本記事を通して空の判定方法を学びましょう。
リスト・タプルではなく、変数に格納されている値・文字列の有無(NULL)を判定する方法については以下記事をご参考ください。
【Python】変数に格納されている値・文字列の有無(NULL)を判定する方法
空のリスト・タプル
Pythonのデータ型にはリストやタプルがあります。これらは複数の値を格納できる箱のようなもので、複数のデータを扱うプログラムを組む際に利用されます。
<空のリストやタプルというのは中身が入っていないことを意味します。空のリスト・タプルの宣言は次のようにします。
list = []
taple = ()
これら空のリスト・タプルを判別する方法について次項から解説していきます。
リスト・タプルが空の判定方法
リスト・タプルが空であるか判定する方法は以下2つの方法があります。
- notによる空判定
- len()関数による空判定
notによる空判定
if 文とnotを組み合わせることで、空のリスト・タプルを判定することができます。
空のリスト・タプルは「偽(False)」になります。そのためif文で以下のように記述すると空の判定が可能です。
# variableは空のリストまたはタプル
if not variable:
# 空の場合に処理が実行される
else:
# 空でない場合に処理が実行される
上記のコード例はnotを使わずに次のように記述することも可能です。
if variable:
# 空でない場合に処理が実行される
else:
# 空の場合に処理が実行される
Pythonのコーディング規約(PEP8)では、この後に解説する「len()関数による空判定」ではなく、ここで解説している「notによる空判定」を推奨しています。
コーディング規約PEP8について詳しくは以下記事をご参照ください。
【Python】コードの記述方法(コーディング規約:PEP8)
len()関数による空判定
リスト・タプルが空であるかの判定方法として、len()関数を使って判定することもできます。
Len()関数は引数に指定したオブジェクトの長さや要素数を返します。
len()関数の引数にリストまたはタプルを渡すことで、空であるか判定することができます。もしlen()関数の返り値が0であった場合、リスト・タプルは空であると判断できます。
# variableは空のリストまたはタプル
if len(variable) == 0:
# 空の場合に処理が実行される
else:
# 空でない場合に処理が実行される
まとめ
本記事「【Python】リスト・タプルで空の判定(判別)方法」はいかがでしたか。
リスト・タプルの空判定は、Pythonのプログラムを組んでいると何度も必要になる知識です。
その他にもPythonでプログラムを作成する上で必要な様々な知識を本サイトでは解説しています。ぜひご覧になってください。